「報い」劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語 たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
報い
ピカソのゲルニカにパリの凱旋門をさらりと挿入し、直後にゴッホを反転させたりと、劇団イヌカレーの御二方によるサービスが嬉しい。
だが、前作に引き続き、キャラクターの表情や役者の声質は苦手なものだった。
隠し持っていたグリーフシードがさやかの物である事から、彼女が絶望していなければ3周目で詰んでいたという事実に、不合理に対する慈しみを感じた。
本質的な問題や構造的に達成出来ない課題に悩む貴重な機会を奪う輩が現実にいる世界で、まどかやほむらの姿勢は良いお手本になるだろう。
ora pro nobis peccatoribus, nunc, et in hora mortis nostrae.
Amen
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