「弓矢アクション！」神弓 KAMIYUMI　バラージさんの映画レビュー（感想・評価）

17世紀前半の清の李氏朝鮮侵入（丙子の乱）を背景とした韓国の時代劇アクション映画。

いや～、面白かった。なにより弓矢アクションという発想が素晴らしい。ありそうで無かったアイデアで、チャンバラや銃撃戦ではないアクションが非常に新鮮。CGという特撮技術の進歩が可能にした映画だろう。この映画の後、もっと弓矢アクションが流行るかと思ったんだが、やはり技術的に大変なのか後続する作品が出てこないのが残念。

ストーリーも観る前はもっととんでもなく荒唐無稽だったり、妙に愛国的な映画なんじゃないかという不安があったんだが全くの杞憂でした。主人公は徹頭徹尾、妹を救うために戦ってるだけだし、清は作劇上完全な悪役ではあるものの、カッコいい悪役に描かれている。

あと、主人公の妹役のムン・チェウォンが可愛かったです。