「.」The Cat ザ・キャット 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅にて鑑賞。韓国産、原題"고양이:죽음을 보는 두 개의 눈(猫:死を見る二つの眼)"。細部のツメが甘く、物語のディティールや背景等が滅茶苦茶な上、プロットの必然が感じられず、繋がりも悪いご都合主義のオンパレード。恐怖描写も新鮮味が無くワンパターン。不気味だからと“ビダン”を捨てる無責任な主人公“ソヨン”、地下鉄は無理なのに車やバスは乗れる閉所恐怖症。呪われた曰く附きの猫は一匹の方が良かったのではないか。後半は『仄暗い水の底から('01)』。動物好き、特に猫好きには正視に耐えられない一作。40/100点。
・エレベーターの監視映像や精神病院等、魅力的なガジェットも活かされておらず、伏線や物語の深みも感じられない。中途半端な恋愛描写を絡めたのはお国柄か。ほぼ思い付きの儘、流れて行く様な破綻したストーリーと感情移入出来無い登場人物達にただただ白けてしまった。
・鑑賞日:2013年6月27日(木)
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