「東京12チャンネルはこういうのを昼枠でよくやってた」発情アニマル アンディ・ロビンソンさんの映画レビュー(感想・評価)
東京12チャンネルはこういうのを昼枠でよくやってた
『白昼の暴行魔』とか、未公開の『白昼の暴行魔2』などもまぜこぜにして、ポルノ紛いの作品を連続的にやっていました。(後年、『鮮血の美学』のタイトルで公開されますが)
まあ、良く平気でやってたもんだと、大らかな時代でした。
局が大金叩いて超大作作品放送権を獲得した際には抱き合わせに、お目当て以外の多くの作品がくっ付いて来るので、「放送出来そうな作品は極力放送する」事になっていた事情も窺い知れます。
因みに、体当たり演技の主演のキートンは、かのバスター.・キートンの孫娘だそうな、
まさか『女の日』が、ポルノ館で公開されてた『発情アニマル』だったなんて、誰も気付きませんよね(笑)。
映画を観る側の目線(目的?)が違うと、全く違ったジャンルの作品と化してしまう、典型的な例と言えましょう。
ポルノ映画(我が国)であって女性のリベンジ物であり、またスプラッター映画のような要素も…..
色々な顔を持つ、なんか奇妙な作品です。
同系列の先行作品に76年の『リップスティック』、77年の『ウィークエンド』とかあるけど、加害者も多人数化したり被害者の復讐内容もより過激な描写になったりと、次第にエスカレートしていくのが特徴ですかね?
『リップスティック』の方は通常映画で、孫は孫でもヘミングウェイこ孫娘が主演で、『ウィークエンド』の方は基本的に成人映画扱いだったと思います。
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