「危険な映画」悪の教典 langegabrielさんの映画レビュー(感想・評価)
危険な映画
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評価が分かれそうな作品ですね。
おそらく、三池監督は原作がベストセラーってこともあり、
「細かいところは原作で読んで。俺はやりたいようにやるから。」
みたいな感じでしょう。
原作にある青春群像劇的な部分はほとんどすべてカットされ、残忍な殺戮映画になっています。
前半と後半で暴力表現のしかたが違いは興味深いですね。
前半では直接的な暴力描写を避け、苦しむ声や殺したあとの姿を映しているのに対し、後半では首が折れるところも直接描き、猟銃による射殺はほぼ完全にスプラッター映画ですね。
音楽と映像のミスマッチ具合も面白かったです。
後半の大殺戮の場面では、蓮見に共感できるように描かれ、観客はハラハラしつつも蓮見が人を撃ったときに軽く快感を覚えてしまい怖いです。
伊藤英明の演技力は異様ですね。
日本映画史に残る悪役ぶりだと思います。
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無糖ブラックさんのコメント
2013年6月8日
『告白』へのコメントありがとうございました
ご指摘を受けて深く反省しております
これからは慎重に言葉を選んで
レビューを書きたいと思っております
『悪の教典』
私も鑑賞しました
学校内を舞台にしたストーリーは画が単調になりがちですが
文化祭の前夜というのを上手く使って
画にメリハリをつけてる所が良いなと思いました
ラストでの
蓮見の犯行が曝される証拠のアイデアも面白かったし
『殺し屋1』や『十三人の刺客』のような作品には辟易させられたが
今回の作品は
悪くはないなと言う印象です
かと言って
もう一度観たい作品ではありませんが