劇場公開日 2012年7月7日

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「色々と制作側の制約が窺える」ユナイテッド ミュンヘンの悲劇 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0色々と制作側の制約が窺える

2015年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

総合:60点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 上映時間短めの小作品。この事件があったことだけは知っていた。

 前半はまだいいのだが、後半に悲劇をどのようにして乗り越えていったのかという具体的な描写が殆ど無いため、どうにも中途半端な感じは拭えない。特に試合の場面は恐ろしく省かれているのは、会場を借りて撮影する予算がなかったからか。時間を使って選手とチーム運営をしっかりと描かないと、何がどうなっているのかわからないし作品にも登場人物にも入り込めない。時間の使い方や登場人物の誰に焦点を当て物語の何を中心にするのかという配分が良くない。
 演技や質感は良かっただけに、こんなに大切な部分をはしょった短い作品にしてしまったことが疑問。調べてみるとウイキペディアでは200万ポンドの予算のBBCのテレビ用映画とあり、予算でも放送時間でも色々と制約もあったことが窺える。普通の映画と一緒に考えてはいけないようだ。

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Cape God