「色々もったいない」ギャラリー 欲望の画廊 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
色々もったいない
アート・スピンドルを中心とする美術商の周囲を描く群像劇。露骨な金儲け主義のアートをはじめ、ジーン(アンダーソン)とボブ(ステラン・スカルスガルド)の夫妻、そして助手を勤めていたベスやペイジ(アマンダ・セイフライド)。また、アーティストのジョー(ジャック・ヒューストン)や失恋男のデューイ(アラン・カミング)など、多彩な顔ぶれでつまらない群像劇を盛り上げる。しかもジーンの離婚話の相談相手にシャーロット・ランブリング、なかなかブギウギを手放そうとしない老人がクリストファー・リーであったり、豪華俳優陣も見逃せない。
しかし、俳優だけは凄いが、中身がまったく伴わない映画。ヘザー・グレアムのヌードもあったりして、興味津々だったが、それだけの映画。美術商のエロとエゴが渦巻くことへの皮肉にさえなっていない・・・
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