「一番最強なのは.....」SAFE セイフ レントさんの映画レビュー(感想・評価)
一番最強なのは.....
かつてNY市警テロ対策チームの精鋭だったルークはチームの汚職を摘発するはずが、逆に警察を追われてしまい、今では地下格闘技で八百長試合に身を投じていた。
ある日誤って相手を倒してしまい、ロシアンマフィアに妻を殺害されたあげくに追われる身となるルーク。執拗なマフィアの嫌がらせにもはや行き場を失い、生きる気力を失った彼は地下鉄で投身自殺を図ろうとする。
しかし、そこでロシアンマフィアに追われる中国人少女を見かけて一心不乱に彼女を助け出す。
そこからはまさに怒涛の展開、チャイニーズマフィア、ロシアンマフィア、汚職警官たちによる大バトルがニューヨークを舞台に繰り広げられる。アクションもなかなかハードで見ごたえがあり、ステイサム映画の中では結構な掘り出し物だった。
ただ、前半は正直あそこまで主人公を貶める必要があったかは甚だ疑問だし、そこから中国人少女を見かけただけで生き返る展開も結構無理がある。せめて娘を失い、少女と娘の姿を重ねたような設定にすればまだ説得力あったかも。
ワルたちが裏で牛耳るニューヨーク、しかし結局一番最強なのはワルたちの弱みを握った天才少女だった。
ちなみにロシアンマフィアのボスの息子が八代弁護士そっくりで、それがぼこぼこにされるのは結構溜飲が下がった。
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