東京無印女子物語のレビュー・感想・評価

　繊細な女性目線による作品。男からすれば、あーあの時彼女はこんな風に思ってたんだなどと、過去のことを振り返るいい機会。失敗した・・・あの時もう少し彼女に寄り添ってやれれば。と、おじさんは思いました。

　まぁ、人生は長いんだから、山あり谷ありだよ。などと、かなりおっさん目線で見てしまう。それにしても登場する男はみんなずるくてだらしない。

当たり前だけど、人が一人いると、そこには一つの物語が存在する。
一つ一つの物語にささやかでも、幸福があることを願う。

東京へ出てきた若い女性の物語で二つの話から成り立っている。
一つ目は東京のテンポに合わない女性（谷村美月）がパートナーを見つける。
二つ目は仕事をバリバリこなす女性（柳めぐみ）は彼氏とずれてしまう。
男の目線ではちょっとニヤリ。

いい感じでした。気持ちのいい物語です。
柳めぐみ好演でした。

監督大九明子さんの作品を見たい。
TSUTAYAレンタルで見た。
でーれーガールズ・勝手にふるえてろを少し前に
見たので、この作品無印女子はやや物足りなさを
感じた。比べるもんでもないし比べる気もないのだが
頭の中が自然に反応してしまった。

まぁしかし大九明子監督の作品は
これからも要チェックは間違いのないと思い。
次回作に期待する。

柳めぐみさんを見たくて観た映画でしたが、全ストーリーを観て、男性として女の子の事がちょっとだけ理解できた様な気がしました。

20代の女性には、自分が等身大に映ったり、ちょっと前の自分が懐かしく思えたり、ほろ苦くも楽しい瞬間がぐっとこみ上げてくる作品だと思います。
もしかしたら自分がもっと若い世代で見たら、もっと違う感情になったかもしれませんが、ずいぶん前の自分と比べてみるのも面白いかも。

谷村美月さんがいいのは当然ですが、もう一人の主役、柳めぐみさんが好演しています。アーティスト活動もされているようで、これから注目の女優さんだと思います。

女子力磨き始め、そんな瞬間の作品です。
登場人物のこれからの成長も見たくなるような気持ちになりました。