「ストーリーがほぼ【アンタッチャブル】」L.A. ギャング ストーリー 木神さんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーがほぼ【アンタッチャブル】
U-NEXTで観賞。
実在のギャングボス、その巨悪逮捕に執念を燃やす熱血で高潔な警察主人公、腐敗した警察組織から有志を探し独立分隊結成・・・とまぁアンタッチャブルの類似点が多いのだが優れている部分が映像技術のみで、それ以外が軒並み劣化している映画だった。
端的に言うなら盛り上がりに欠ける、もう少し付け加えると主人公の詰めが甘すぎる、アンタッチャブルでもその部分はあるが、あの作品にはダメ出しの感情よりもくそ!やられた!!と思わせるストーリーの構築の巧さがあった、反面この作品ではただただ迂闊でイラっとする。おそらくだが劣勢描写が間抜けすぎるのと後半で一気に追い詰められる演出配分だったのが悪目立ちしていた。加えて主人公が嫁に危険が及ばないよう事前に疎開させるか、仲間を一人で待機させず二人でいさせる、そのどっちかがあればイメージは変わったろう、実際の所の主人公は猪突猛進なだけで有能ではなく、残酷だがパッとしない。というか登場人物が全員ステレオすぎて平凡。
出演俳優が微妙?んな事なく、T-1000ことロバート・パトリックを皮切りに、本作の一年前に公開されたMIB3では若き頃のKを演じた事で筆者の脳みそに役者名を刻みこんだジョシュ・ブローリンは後にMCUでサノスの中の人とデッドプール2で未来からやってきた義手の殺し屋ケーブルを演じ、その他には【アントマン】で説明が周りくどいが必殺パンチを放つ面白キャラのルイスや【キャプテンアメリカ】でキャプテンのサイドキックから意志と盾を継いで主役になったファルコンの役者達が出演している、彼らは一目見るだけで認識できるのだから、脚本とキャラ描写が悪かっただけ。ラスト辺りでボクシングで鳴らしてたギャングボスだからか殴り合いで決着つかせてたが、かなり微妙。
たびたび『戦争は終わった』のフレーズが出てくるが結局これも勝つか負けるにこだわる理由止まりなので大した意味がないのもどうだろう。定番でありきたりだが、主人公がPTSDで無茶な行為にでるのもその後遺症に対する抗い、なんて設定でもあればあの考えなしな行動もマシに見えたろうに、もう遅いが。
以上、Youtubeで終盤の銃撃戦のシーンが気になって見たがおススメする程ではない。
