「クラシックなハードボイルド(・∀・)イイネ!!」L.A. ギャング ストーリー 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
クラシックなハードボイルド(・∀・)イイネ!!
原題は"Gangster Squad"
つまり「ギャングどもの群れ」
その通りギャグの群れが舞台狭しと暴れまくり。
アメリカ史上最も有名なギャングの1人で、伝説のマフィアであるミッキー・コーエンをショーン・ペンが好演ワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
ショーン・ペンは『アイ・アム・サム』とか『ミルク』とかの善人のイメージが強かったけど、今回はそれとは打って変わって極悪人を演じるのも(・∀・)イイ!!
予告編を観て
『俺たちに明日はない』
『ゴッドファーザー』
『アンタッチャブル』
『ディック・トレイシー』
『48時間』
『バグジー』
『L.A.コンフィデンシャル』
『ヒート』
『パブリック・エネミーズ』
等々ハリウッドを代表する犯罪映画、ギャング映画、ノワール映画を彷彿とさせるような雰囲気がぷんぷん。
さらに出演してるのが、ジョシュ・ブローリンを筆頭に
ライアン・ゴズリング
エマ・ストーン
ニック・ノルティ
そしてショーン・ペン
これは絶対観に行かんと!!!
と思って行ってきたε=ε=ε=┌(o゚ェ゚)┘
結論としては、これはノワール映画じゃあない(ヾノ・∀・`)
禁酒法時代のアメリカを舞台にした、クラシックな犯罪映画には間違いないけど、どっちかって言うとアクションムービーの娯楽大作。
でもそれがまたいいじゃないの(・∀・)ウン!!
実際にボクサーでもあったミッキー・コーエンがサンドバックを叩くシーンで始まったかと思いきや・・・
いきなりコーエンが敵対するギャングの手と足をロープで縛りつけて、牛裂きの刑ならぬ車裂きの刑で真っ二つ!!!Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
それからコーエンの娼館に1人で乗り込んだジョシュ・ブローリン扮するサージことジョン・オマラ刑事が、エレベーターでギャングを殴り倒して、相手の手をエレベーターの外に出して切断!!!(*`ロ´ノ)ノ
これは容赦しねえ映画だぞと観客にのっけから印象付ける。
サージ刑事の活躍を知った、ニック・ノルティ扮するパーカーロス市警本部長がサージを呼んで、コーエン摘発チームのリーダーに任命。
ニック・ノルティは『48時間』シリーズから30年近く経ってるけど、強面と迫力は年取った今でも変わらんな~(゚∀゚)アヒャ
旦那の無鉄砲さを心配してた奥さんは、腹には子供もいることだしそんな危険な任務やめてくれと言うが、コーエンを逮捕しない限りロスは安全な場所にはならんと説得。
そこからは奥さんも一緒になって、チームの人選を買って出るのも(・∀・)イイ!!
一癖あるメンバーを名簿から選んでから1人づつ直接サージが勧誘に行くのは、『アンタッチャブル』もそうだけど『X-MENファーストジェネレーション』も連想した。
ナイフ投げが得意な刑事
二丁拳銃が得意な刑事
尾行が得意な刑事
メカに強い刑事
そしてライアン・ゴズリング扮するジェリー刑事。
最初は勧誘されても断るが、バーの前でいつも声をかける靴磨きの少年を銃撃戦で殺されてから一念発起して、コーエン一味を壊滅させることを決意。
このベタだけど萌える展開は大好きv( ̄Д ̄)v イエイ
そしてコーエンの情婦である、エマ・ストーン演じるグレースとねんごろになるが、ここでのエマ・ストーンのエロさは素晴らしいです( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
『アメイジング・スパイダーマン』のヒロインは若干幼いと言うか、バタ臭い印象を出してたけど、今回は真っ赤なドレスで背中が大きく開いた妖艶な役で大変良かった(゚д゚)イーヨイイヨー
真っ赤なドレス、そして主人公を誘惑する美女・・・
映画が映画なら立派なファム・ファタールとして申し分ないo(`・д・´)o ウン!!
でもこの映画はノワール映画じゃない。
グレースはコーエンの情婦ではあるけどコーエンの元を去りたがってるわけだし、警察に裏で協力してるわけだから、ぶれてるのは男じゃなくて女。
そしてサージ刑事は家族を守るためにコーエンを摘発するべく奮闘してるわけだから、これはれっきとしたハードボイルド映画。
ハリウッド映画でこんなレトロでベタなハードボイルドは久しぶりかも知れないイイネ♪d('∀'o)
最初にサージがコーエン一味を襲撃する時に「これは捜査じゃねえ!!戦争なんだ!!!」と威勢良く檄を飛ばすも、簡単に返り討ちに遭って脱出して、さらに逮捕されるというどじさ加減もΣd(゚∀゚d)イカス!
すごすごと逃げ帰って来て、さらに簡単に奥さんにばれて怒られて(´・ω・`)ショボーン
アヒャヘ(゚∀゚*)人(*゚∀゚)ノアヒャ
その失敗があってからのリベンジ。
そこからゲリラ戦法みたいな襲撃を繰り返して、その度に「成功したぜカンパ─(*´ω`)o∪☆∪o(´ω`*)─イ」とホームパーティを開いて、そしてまた襲撃して飲んで襲撃して飲んで・・・
徐々に逞しいチームに成長していく。
コーエンも「もう勘弁ならねえ!!!」とぶち切れて、盗聴してることを突き止めて、そこから逆探知してチームのメカ担当キーラー刑事を殺害。
このキーラー刑事はチーム内で唯一の妻子持ち。
家では息子の自転車を修理したりするマイホームパパ。
寄りによってこの人が。・゚・(ノД`)・゚・。
サージも家を襲撃され、床に血が!!!工工工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工工工
身重の奥さんも射殺されたか・・・?
と思いきや
生きてたε-(´∀`*)ホッ
床の血は出産したからという、どん底から一転してめでたい話に(・∀・)イイ!!
キーラー刑事を演じたジョヴァンニ・リビシは、『テッド』でテッドを自分の物にしたがる太った息子のためにしつこくテッドを付け狙うおっさんを熱演してたけど、今回は全然違って素朴なマイホームパパ刑事を熱演( ・∀・)イイ!
観た後で初めて気が付いた(;´∀`)
役者って凄いすね~ほんとに。
そして犠牲者はもう1人。
二丁拳銃のケナード刑事。
一番のベテランで、相棒と言うか後輩である尾行が得意なメキシカンのナビだ刑事を付き従えてる。
ナビダ刑事は勧誘されたわけじゃなく自ら志願してチームに加入したものの、銃撃戦では経験不足からあんまり戦力にはならず(´゚∀゚`;)
狙い通りに打てないナビダにケナードは「今ある場所じゃなくて、一瞬先を狙え!!」とアドバイスされ、ケナードが死んでからケナードの銃を渡されて、そのアドバイス通り撃って見事命中!!!
それで見事二丁拳銃を受け継いだ。
この流れもベタだけどいい(≧∇≦)b
ラストは銃撃戦じゃなく、サージとコーエンの素手の殴り合いってのもまた外連味たっぷりだし、男にとってはかなりぐっとくる(。´゚ェ゚)。´_ _)ゥン
そしてサージの鉄拳がコーエンを殴り倒して、コーエンは御用。
ここ最近じゃ珍しいくらいの男の子向け映画と言うか、派手な爆破シーンと銃撃戦、そして仲間を殺されて奮起してという、正に王道、正統派な勧善懲悪ムービー。
『西部警察』『あぶない刑事』を彷彿とさせる(゚∀゚)アヒャ
ただ不満もないわけじゃなく(;´Д`)
まず予告編で流れてた、ガラスの屋根に落下してそのままプールに飛び込むシーンがなぜ本編に入っとらんのだ???ヽ(`Д´)ノプンプン
『M:I』シリーズみたいで見たかったのに~~~o( ゚Д゚)oブンブン
それ以外ははっきり言って、申し分ないと思われる(・∀・)ウン!!
エンターテインメント映画としては十分だし、気軽に楽しめるいい映画。