劇場公開日 2012年5月26日

「西暦3000年(3、4も同じ)だったのか。」リアル鬼ごっこ5 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0西暦3000年(3、4も同じ)だったのか。

2021年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 月野希は川崎朔也(河合龍之介)と付き合っていて公認の仲。大地は横恋慕してこっそり傘を渡したりしていた。鬼ごっこが開始されたとき、大地もB型だと思わせる展開だったが、実はA型であり、薬品を自分で打って鬼に狙われていたのだ。浩太、そして爆弾おじさんとともに逃亡を続けるのだった・・・

 爆弾のおじさんが出演していたり、血液検査と称して、赤外線スコープに映るための薬品を注入されていたという事実など、微妙に他のストーリーと重なり合っている。そして謎が徐々に明らかにされていくという展開。B型の人間が殺されるとき、ほとんどがボルト型のモノを埋められていたが、それが細菌兵器だということがハッキングした浩太によってわかる。そして、王様はその細菌に感染していて、抗体を持った人間を探していたのだ。もちろん、王様の血液型もB型だ。そして殺されたと思われていた希が実は生きている!ということもわかる。

 パラレルワールドも出てこないし、三部作としても期待もしていなかったが、この展開だけは見事。細菌兵器だということがわかって「戦争でもやりたかったんだろ」なんて台詞はもうひとひねり欲しいところ。最後にはA型の血液を輸血させられた王様が死んでしまうのだが、この展開は読めるところで、こんな簡単に決着つけていいのか?とも感じてしまう・・・もうひとつ残念なのは仲間リサの演技力だ。

kossy