キリング・フィールズ 失踪地帯のレビュー・感想・評価
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『渇きと偽り』に似てる。
『事件現場から』ってNetflixのドキュメンタリーでも取り上げられている、実際に起きた事件を基に作られてます。
マイケル・マン製作で、娘アミ・カナーン・マンが監督です。
マイケル・マンらしいハードボイルドさで、
実に、らしい(笑)
去年に公開の『渇きと偽り』に似てる印象を持ちました。
ジェシカ・チャステインが女刑事を演じてますが、超カッコイイです♪
3.5と4の間で、厳しめ3.5。
100点満点なら、70~75点ぐらいかな?
うーん、何も得るものがない
とにかく最後まで重苦しい雰囲気が続く、サイコスリラー風刑事ドラマ。
少女連続殺人事件を追う二人の刑事を軸に、容疑者を探すも、怪しい人間だらけで、これと言った手がかりもなく。
死体が上がったら、指紋が付いているので、犯人につながるかと思いきや雨と、沼の水で消え、手のない死体の、手だけが冷凍庫から発見されるも、指輪が消え、といったディテールの描き方はいいのだけれど、肝心の人間関係だったり、人物描写は俳優に頼りきりで、脚本もダメなら、監督の腕もダメ。編集でもうちょっとなんとかならんかったのかと思いましたが、一応ラストまで見て、どうしても消えない疑問がひとつ。
あの、全身タトゥーの白人、逮捕直前に警察と銃撃戦の末逃げてった後、いったいどうなったんや???
他の少女は殺されていたのに、なぜか、気絶していたのみで発見され、無事保護された売春婦の娘(クロエ)は、リハビリ中の刑事と妙な絆みたいなものを感じて、それで幕引きになるけど、フラストレーションがたまる一方で最後まで解消されることなく何となくハッピーエンドみたいに締められても、いったい何が言いたかったの?と、製作者を問い詰めたくなるレベルのお粗末さ。
いくらマイケル・マンの娘だからって、シロウトに監督させちゃいかんということですね。すごい俳優が名を連ねているのに、勿体ない。
2017.7.4
なんかもったいないような
評価が分かれそうな作品ですね。
テキサス州の犯罪多発地帯で、必死に弱者を守ろうとする刑事と少女を描く物語。
極めて地味ですが、しっかりと作られたサスペンス映画で、私好みの作品でした。
犯罪で、真っ先に被害に合う少女たち。その中でもヒロインの家庭環境の描き方が秀逸です。蟻地獄にハマったように抜け出せない環境。絶望的な閉塞感の中でほとばしる叫び。
その彼女を気にかけ、助けようとする刑事の優しさと真摯さが心打ちます。
また、薄日が差すようなラストシーンも、私好みで評価を高めます。
弱点は、刑事達の単独行動が多いこと。もっと組織で動いた方がよりリアルに感じられたように思います。折角の「実話を基に・・・」の作品なんですから、よりリアルに描いて欲しかった。
また、クライマックスの一部が暗闇だったこと。仕方ないのでしょうけど、見難くて・・・
冒頭で書いた通り私的評価は高いのですが、好みが分かれそうな作品なので、お勧め出来るかどうかは微妙な作品でした。
犯人は苦しんで死ね
『キリング・フィールズ 失踪地帯』
ただただ悲しい(・・いろんな意味で・・)
土地の雰囲気は出ていたが、ミステリーとしてはいまいち・・・
クロエ・グレース・モレッツのみ。
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