三国志英傑伝 関羽のレビュー・感想・評価
全2件を表示
義は羊に我と書く
映画「三国志英傑伝 関羽」
(フェリックス・チョン アラン・マック監督)から。
先日、映画「新解釈・三國志」(福田雄一監督)を、
ここまでパロディとして作り上げるか、と驚きながら、
それでも、ずっと笑いっぱなしで観終わった後、
久しぶりに、真面目な「三国志」(汗)が観たくなり、
多くの中から選んだのが、この作品。
やはり、三国志には欠かせない武将として、
劉備の部下である、関羽雲長に興味をもったから。
彼は「義」を大切にしていた武将とされるが、
冒頭、こんなフレーズにぶつかったのでメモをした。
「義の男が、このような最期を迎えるなら、
その後は誰が道義を守るのだろうか。
義は羊に我と書く。羊の善良さを持つ者。
関羽将軍は義の中に慈悲を備えていた」と。
自分もそうだが「義」という名前を持つ人は、
テストで名前を書く時、なんて画数の多い漢字なんだ、
と一度は思ったことがあるはず。(汗)
その「義」について、こう説明されると、
なぜか嬉しくなったのは、私だけではないだろう。
他にも、こんな場面があった。
「人はあてにならぬ。頼りは法と規律だ」という曹操に
「人に道義なくば法が成立するか」と悟す。
なるほどなぁ・・とメモが増えた。
「義」の持つ「羊」でグルーブ分けすると、
「美」「善」の中にも「羊」が隠れているんだよなぁ。
これぞ男の為の映画
全世界で有名な「三国志」。そのなかでも主役級の曹操・劉備・孫権では無く、一武将の関羽の物語である
曹操に捕虜として生活していたが、ある時に援軍として戦ってくれないかと、相談を持ちかけられる
早々の頼みを聞き、援軍として戦い出す関羽だが…
もう皆さんがご存知の三国志が原作だが、その中でも「赤壁の戦い」以前の関羽を描いています
元々は劉備の配下であった関羽だが、曹操に捕虜として生きている関羽。様々な葛藤を感じながら、劉備への元へと旅立つまでを描いています
関羽もカッコいいが、行く手を阻む刺客のカッコいいこと!殺陣のシ-ンも凝っていて、まるで西部劇の対決シーンに見えました
曹操も完全なる悪者ではなく、権力は持つが国を収める事を重点に描かれています
男やったら、惚れてしまう映画です
全2件を表示