「「普通」であることの罪」善き人 RONINさんの映画レビュー(感想・評価)
「普通」であることの罪
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戦争映画で、レジスタンスは概ね善として表現される。ナチスに従った人々は、悪人か意志の弱い偽善者だ。
この映画の主人公はナチスを認めてはいないが、時代の流れに翻弄され、どうしようもなく押し流されて行く。だから、欧米のナチス嫌いの人々は、この主人公をあまり評価しようとしない。
しかし、日本人なら分かるはずだ。我々の親や祖父母の世代で、戦争の最中に大っぴらに反戦を叫んだ者が、どれだけいただろうか。
日本人ならば、この主人公の苦悩が分かるはずだ。
最近は、日本が欧米と戦争をしたことや、ドイツが同盟国だったことを知らない若者もいるそうだが…。
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