「無知なる純朴さにせつなくなる映画。」アルバート氏の人生 nopasanadaさんの映画レビュー(感想・評価)
無知なる純朴さにせつなくなる映画。
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生き抜くために14才で男に変装し、
以後老人となるまで女をみせることもなかったであろう、ミスターノッブス。
恐らく恋愛というものを知らないのでしょう、
結婚を単に孤独をさける手段としてしか思いつけない愚かさが
もう、悲しくて。
ベテラン執事ともなれば客に忖度し適切なサービスを提供する能力にたけると思うのですが、
ミスターペイジの妻が流行り病でなくなった直後、
孤独を埋め合わせるために代わりに一緒に暮らそうといったり、
ミスドゥズの意思を確かめることなしに
勝手に結婚計画を立てたりする空回りぶりが
やり切れなくて。
でも、
おそらく生まれて初めて大人の女の装いをして
恐る恐る歩いていたけれど、
浜辺を歩く内に次第に女らしい気持ちが芽生えたのか、
はしゃぐ様、その輝きがとても印象的でした。
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