BRAVE HEARTS 海猿のレビュー・感想・評価
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CGがハリウッド並みに向上!
「ジョン・カーター」や「バトルシップ」など、CGは凄くても内容はアレな映画って
今はザラにありますからね?
むしろ“ブレ猿”はCGの仕上がりもすこぶる良くて、内容も胸熱!
日本人の良さって、こーゆー部分なんじゃないかなぁって。
伊藤さんの、熱すぎず、コミカル過ぎずな仙崎は、日本的ヒーロー像の代表です。
一歩引いた視点からの奥様…加藤あい扮する環菜も、考えてみれば古き良き日本の奥方の
姿そのものです。生んで育て家庭を守る!
幸せになるべき・愛されるべき存在は、基本的なことをキチンとこなしてるものです。
公務員が仕事をがんばる…
主婦は家庭をしっかり守る…
巨額をつぎ込んだアクションなのに、家族の土台がしっかりしてて好印象です。
フジテレビ系列もやればできるんですから、k国ゴリ押しなんか止めて
自国の優良コンテンツ造りに戻る潮時ですよ。
これぞ、日本人の底力!ガンバロ!
前回までのメンバー、伊藤英明さん、佐藤隆太さん、加藤あいさん、時任三郎さん、三浦翔平さんに、今回は、伊原剛さんと、仲里依紗さんが、主な出演者に。
皆さん、とてもステキでした。
作品に一貫していることは、≪あきらめないこと≫
今回も、また、決してあきらめないことの大切さを、改めて伝えてもらった。
ついつい、「もうここでイイや。。。」と思ってしまうことがあるけれど、やっぱりそう思ったら、そこで終わり。
一巻の終わり。
もう、後はない。
これでもか!これでもか!と、最後の最後の最後まで諦めなければ、まだまだ先はある。
とても大切なこと。
適度なユーモアもあり、安心して楽しめて感動できる作品。
去年の東日本大震災でも、海上保安庁の方々、自衛隊の方々、消防の方々、警察の方々、アメリカ海兵の方々、そして、そこにいるたくさんの民間の方々が、諦めないで力を出しつくされたことでしょう。
そんなことを思うと、胸が熱くなり、こみ上げてくるものに堪えるのが、大変だった。
救助に必要なのは、スキルと冷静な判断力と、BRAVE HEART。
大輔が特殊救難隊に異動になって、海猿が帰って来ました。今回の舞台は、航空機事故。東京湾上で、必死の救難活動に当たります。
実はねぇ、わたし的には、前回の『THE LAST MESSAGE 海猿』は、若干ユルくて微妙な感じもあったんですが、今回の『BRAVE HEARTS 海猿』は、『LIMIT OF LOVE 海猿』の時のような、熱い想いを感じることが出来ました。
『THE LAST MESSAGE 海猿』以降、環菜の出番って、あんまりないんですよねぇ。そこが不満といえば不満。まぁ、結婚してしまって落ち着いてしまうと、家庭にはあまりドラマがないのかもしれませんが、それでも、『海猿 ウミザル』や『LIMIT OF LOVE 海猿』での出番と比べると、激減している気が・・・。ちょっと残念。
本番の航空機事故の前座として、コンテナ船の海難事故があるんですが、前座なので手を抜きました?CG感アリアリ。まぁ、本当にコンテナ船を転覆させるわけには行かないですが、若干、微妙。そして、本番の航空機事故。こちらも、当然CGです。『LIMIT OF LOVE 海猿』が、実際のフェリーを使うなどしてリアルのこだわっていたので、本番の航空機事故がCG感アリアリなのは、コクピットのSEに「シンク・レート!」とか、「フゥープ、フゥープ!プル・アップ!」などの警告音があってリアルだっただけに、ちょっと残念。
『LIMIT OF LOVE 海猿』や『THE LAST MESSAGE 海猿』では、事故現場に閉じ込められてしまった大輔を描く感じで物語は進みましたが、今作では違います。そういう意味で、事故現場と大輔たちの救難活動の描写を両立させなければならないので、難しい作りになったと思います。結果的に、ちょっと詰め込みすぎた感じはしますねぇ。詰め込まれているので、次々と場面展開があるのですが、それが故に緊張感を生み出すという副産物もあったような気もするので、結果オーライ?
ラストで、吉岡が・・・と言う事になるんですが、あれで良いんですか?! う~ん、悲劇的な内容は海猿には似つかわしくないのかもしれませんが、ああ言う回避策は、原作がマンガだけに、ちょっとマンガすぎる気もします。でも、救難活動全般的に、感動してしまいましたけどね。あ、それと、ネタバレになるんであまり詳しく書きませんが、美香にそんな秘密があっとはねぇ(笑)。吉岡も驚くよ。
あと、何故か何かと大輔に厳しく当たる嶋。でも、なんで嶋が大輔に厳しいのか明らかにされないんですよねぇ。いつの間にか、大輔の熱さに感化されてしまって、和解したみたいになっちゃってるし。ああ言う描き方をするのであれば、嶋の“謎”も明らかにするべきではないかと思いました。
前作の『THE LAST MESSAGE 海猿』では最期と言っていたものの、今回の『BRAVE HEARTS 海猿』が制作。そして今回でラストとは、言ってないんですよねぇ。まぁ、特救隊に来てしまって、話がかなり辛くなるので、後はないのかもしれませんが・・・。
安心印の傑作エンターテイメント
今回は遭難テーマが判りやすく、とても自然で出しゃばらないCGと相まって、まさに息もつかさぬ展開。いまさら登場人物の説明も不要なシリーズで、ストーリーテリングに集中していて、潔い。試写会場では、エンドロール後に拍手喝采でした。
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