BRAVE HEARTS 海猿のレビュー・感想・評価
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ハリウッド並みスケール!?
全作品鑑賞させて頂いておりますが、単純でありながら毎回、ハラハラ&ドキドキ・・・エンディングではウルウル。
ワイルドマッチョな伊藤英明さん、海猿に抜擢されて本当によかったと思います。
然しながら海猿の印象が強く、脱海猿が出来ないのも事実。
主人公の正義感が強く、心清い人間性も伊藤英明さんのキャラにマッチしてNiceです。
個人的には、加藤あいさんの成長過程を見る楽しみが優先順位として高いのですが^^;
佐藤隆太さんの機内エアをブクブクして生存は・・・ちょっと無理がありますよね^^;
でも映画ですし、全員生存でこそ海保の腕の見せ所・・・いや時任さんの手腕の見せ所!!
次作あって欲しいな~と切実に思っていますので宜しくお願いします!
正直、パニック映画ファンとしては、なんだか物足りない。
「ポセイドン・アドベンチャー」のところにも書いたけど、二作目以降、「海猿」は「ポセイドン・アドベンチャー」になった。
今回は航空機パニック映画の「エアポートシリーズ」みたいなことになっていたけど、どちらにしても「海猿」はパニック映画だと思う。
でも、正直言って、パニック映画のファンとしては、だいぶ物足りない。
「ポセイドン・アドベンチャー」のスコット牧師のセリフを借りれば「神よ!なぜなんです・・・?」的な不条理さが必要。
皆助かり、その後幸せに暮らしましたという昔話的なストーリーの方が、一般受けするし、続編その他いろいろ考えるとそうなるのはわかるけど、そこで安全策をとらないで、もう一歩突っ込んでほしかった。
現実はもっと不条理で、残酷で、訳のわからないものだろうという思いが否めない。
最近続きものばかり多くて、守ってばかりで面白くないので、もっと攻めてほしい。
これはこれでしょうがないのかもしれないけど、「寅さん」シリーズじゃないのだから、次の作品があるのなら(ないらしいけど・・・)は、もう少しなんとかしてほしい。
すごく過激に攻めて、原発が爆発して、その被害者を助けるような「リミット・オブ・原発・海猿」みたいな映画だったら絶対見るけど、無理だろうな・・・?
シリーズ安定期に
このシリーズもついに安定期に入ったな、という印象だった。すなわち、作り手と観客の間に信頼関係が築かれ、お約束がお約束として機能し受容され、笑うべきところで笑い、泣くべきところで泣き、ハラハラすべきところでハラハラするシリーズ映画になったということである。プログラム・ピクチャー化したと言ってもいいかもしれない。
迫力は満点だし、CGIもこれまでより格段に出来が良くなっている。飛行機が海面に着水するまでのドキドキ感は秀逸。でもその後の救出劇はお約束通りで、もはやハラハラよりも、安心感を持って楽しめる。主人公の結婚以降、ファミリー映画としての側面も強くなった。
今後も邦画にない迫力で、毎回のお約束をなぞれば絶対ヒットする黄金シリーズの出来上がり…だったのだが、原作者がテレビ局と対立したとかで、続きがないかもしれないとのこと。今後は判らないが、積み重ねてきたお家芸が堪能できる劇場第4作だった。
最初にくささが目立つ
総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
前作の題名が「ラストメッセージ」だったはずだが、興行成績がいいせいかそんなことは気にもせずにしっかりと続いている続編。原作者が著作権侵害で怒っているそうだから、今度こそこれが最後だろう。
さて内容だが、わざとらしさやくささがより目立つようになっている。前作もその点は気になっていたのだが、今作はそれ以上にそのような演出が目立つ。主人公たちと上司の、どこまで危険を冒して救助に行くかの判断基準に関するやり取りの演出のくささ。後輩役の佐藤隆太の恋の行方の前振りとその結末など、70年代の子供向け青春映画かと思えるほどで、あまりにありきたりで古臭い物語には流石にちょっと白けた。このような臭さもこの作品の売りなのだろうが、これはあまりにもやりすぎではないだろうか。この部分が今回は気になって、以前の作品ほどには楽しめなかった。もう次作はないけれど、もし作れるならばもう少し物語は頑張って作ってほしい。
ワンパターン
毎回同じような内容。
海猿も最初の頃は面白かったがさすがにマンネリ化してる。
映画館で観て全く感動出来ず、それを友人に言ったらおかしいと言われたので、そろそろ内容を忘れてきたので、先日DVD借りて観直したが、やっぱり何も感じない。
ただ、一緒に観た家族は泣いていた。
私の感覚がずれてるのかなー?
私にはどうも合わないようである。
軸があるから予定調和が許せる
ストーリー展開としては前々作「LIMIT OF LOVE」のラストで完結してもよかったくらいですが、前作からは予定調和でも結構、それでも観たくなる映画です。筋の通った軸をもっているシリーズだからでしょう。作品とは違う瑣末なことで続編が出来ないのだとしたら残念です。
まぁまぁ…
海猿シリーズは好きでドラマも映画も全部見ました。
前作で最後だと思ってたので、今回の作品も楽しみに観に行きました。
全体の感想としてはまぁまぁ〜良かったと思います。
…が、これがホントに最後なのであれば、もう少しモノ足りないな…と思ったのも正直な感想です。
ただ観に行って損は無い作品だと思います。
感動!
初めて海猿を見たが、もうすごく良かったです!
めちゃくちゃカッコいいし、めちゃくちゃ感動するし、こういう映画もいいなと。
伊藤英明と佐藤隆太の2人個人的に好きです。
とにかく見てこそ伝わる感動作だと思います。
今までで一番!!!
今までで一番良かったと思います!!!
まず、仙崎さんの熱意が今までよりたくさん描かれていたように感じました。
そして、吉岡さんとの長年のバディーで育んだ絆を、今までより濃く描かれていました。
それに加えて、仲里依紗ちゃんが演じた美香さん(吉岡さんの彼女)の吉岡さんへの思いとか…たくさんの熱い思いが詰め込まれた映画になっていると思います^^
最高!!!
シリーズの歴史を感じます!!
予想以上の迫力でした。ジャンボ機、コンテナ船のシーン、展開が早くてハラハラドキドキ!
笑いあり、涙あり…裸ありと海猿ファンにはたまらない場面が満載です。
えっ!?この人?…って方もチラッと出てたのは驚きでした。
個人的には最後の家族のシーンが好きかな♪
三人の雰囲気が本当に自然…大洋君めっちゃ可愛いです!!
是非最初の海猿、ラス猿 、リミ猿とできたら全作見てからこの作品を見て欲しいなと思います。
良さを維持し昇華させる凄さ!
映画でスタートしテレビを経て映画に戻った海猿シリーズ。
テレビも映画の焼き直しじゃなく続きとして描き、ここで今に続く細かな人間関係・組織描写・世界観を確立した事で今の映画シリーズでの基盤が固まったんでしょうね。
テレビの予算内でも安っぽいドラマにしなかったのが後々活きてます。
で、本作なんですが今迄の築き上げた基盤を更に昇華させた仕上がりで観て損なんて絶対有り得ません!
勿論今迄の海猿作品を観てから観れば更に楽しめますが、単体の作品としても導入部から何となく人の繋がりがわかるので、海猿を初めて観る方にも全然問題ありません。
この作品に出る人に悪人はいません!
震災後のレスキュー物であり、実際の震災時での垣根を越えた繋がりを物語っている部分もあると思います。
実際のレスキューで考えれば有り得ない無理な状況(設定)かもしれないけど、後味悪く救われない話しより「良かった」と思われる話しだからこそ前向きで救われます。
劇場で観た後は涙の跡と爽やかな気持ちになって下さいね(笑)
点数が5点じゃないのは何年後かに次作が観たいので0.5点引きました。
前作でラストって云いながら作っちゃった本作、もう原作以上に話しを進めちゃって仙崎の成長を見てみたいわf^_^;
迫力あるCG映像がマンネリ気味な展開を払拭。シリーズ最高傑作へ。
海上保安庁の主要艦船が勢揃いし、実写とCGを巧みに織り交ぜた圧倒的なパニック描写に前作を上回るスケール感を感じました。平行して語られるヒューマンドラマと共にシリーズではベストではないかと思います。
とはいえ、40歳を迎えた仙崎の設定に、現役のままでシリーズを引っ張っていく限界が近づきつつあります。主演の伊藤英明も前作で本当にファイナルのつもりでいたのです。 決して前田有一氏が「終わる終わる詐欺」とこき下ろすようなあざとさから復活したのでなく、熱心なファンからの嘆願が実って、リスクを覚悟の上で本作に望んだものだと思います。
リスクは、現役引退年齢に達した仙崎の設定ばかりではありません。ファイナルを超えてプラス一作を敢えて製作するからには、前作を超えるスケールの事故を想定しなければいけないという宿命も背負っていたのでした。
さらに毎回仙崎が閉じ込めらたまま沈んでしまうというクライシスの描き方も、何度も同じパターンを使うと、またか同じかと飽きられてしまうことも本作にはつきまとったはずです。いかにクライマックスの救出シーンに変化をつけるのか。この辺の新機軸もファイナルを超えにのしかかる大きな課題だったと考えられます。
それらの全てのリスクを全てクリアできたとまでは評価できませんが、マンネリになりがちなシリーズものに、果敢に変化を撮り込んだ点は多いに評価したいと思います。
現役を続行するのにあたり、本作のトップを飾ったのは、仙崎の年齢を感じさせない腹筋を鍛えるシーンから。仙崎とともに年齢を重ねた伊藤英明の本作にかける凄みが伝わってくる映像です。これがあるからこそ、仙崎が東北管区の隊長職という名誉をなげうって、海上保安庁の最精鋭であり一番ハードな任務を担う特殊救難隊に合格したという設定も頷けます。そこには仙崎のバディである吉岡も同時に合格して、特殊救難隊の同僚となっていたのでした。
疑問なのは、ずっとバディだった二人がじゃれ合いすぎること。特殊救難隊の副隊長の嶋は、不謹慎だと二人を戒めます。今までの救助活動とは、危険度が比べものにならないくらい高い特殊救難隊の隊員となったからには、いくらバディだといっても隊員としての自覚が軽すぎるという点で、嶋の指摘が当たっていると思いました。
加えて仙崎の救助に対する熱意は当然かもしれませんが、無謀な救助活動のために、いつも仙崎自身が要救助者となってしまい、仲間を危険にさらしたことも嶋は責めるのです。実際の救助活動では殆どが遺体捜索になってしまうのが現実なんだそうです。そういう点でも、仙崎の自己満足的な救助劇が、嶋が言うように「海猿」シリーズのリアルティを損ねていたと言えなくもありません。
それでも仙崎は、仙崎らしく行動して、嶋に身を以て自分の信念の間違っていなかったことを立証してみせるのです。すなわち本作を連作していくからには、あまた多くのワンパターンという批判を、仙崎イズムの力業で突破していく覚悟が、羽住監督や製作スタッフたちにみなぎっていたということ。
今回精鋭が集まる特殊救難隊のメンバーになった仙崎が直面するのは飛行機事故。操縦困難になったジャンボ機が羽田沖への着水を試みるシーンの予告編段階では、CG臭く、まるでおもちゃの国の出来事に感じられるほどでした。ところが本編では、完璧に実写とシームレスにつなぎこみ、CGで作られた映像部分を意識させない迫力満天な映像に仕上がっていました。日本映画としては、ハイレベルと言っていい仕上がりなのです。こういう映像を見せられると、仙崎らしいワンパターンな救出バカぶりも気にならなくなります。ましてや、機体が沈むまでの僅か20分間で、346人の乗員乗客を助けなければならないというミッションは、今までになかった空前絶後の救出劇です。そして仙崎ならずとも、海上保安庁の隊員である限り、全員の救出が使命であることに変わりはありません。
その困難な条件に諦めず信念を貫こうとする変わらない仙崎の姿が、やはり本シリーズを貫く魅力だと思います。だから最後には絶対助かる話になっていると予想しつつも、自分と同じように子供が生まれる機長の救出に、危険を顧みず機内に浸水する水と格闘する仙崎の姿には、やはり感動させられてしまいます。
そして今回の隠し玉はクライマックスの救出劇が、仙崎から吉岡にバトンタッチされたことです。吉岡が恋人のキャビンアテンダントにプロポーズするものの断られるという伏線を前半用意して、よもや安っぽい恋愛ドラマに発展するのかと危惧しました。
ところが、恋人が事故機の乗務員として搭乗して、遭難。圧倒的なパニック描写のなかで交わされるお互いの本当の気持ち。そして恋人がなぜ結婚を拒否したのかというトラウマの存在が劇的に明かされて、見応え充分でした。
そして今回決定的なピンチを迎えたのは、恋人の生還と引き替えに体を張った吉岡だったのです。酸素ボンベも持たずに沈む尾翼部とともに運命を共にしてしまう吉岡。今度ばかりは覚悟を決めて、吉岡の遺体引き取りのため深海へ向かう仙崎たち隊員。
果たしてあり得ないはずの吉岡に奇蹟は起こし得るのかどうかということころが、何ともワイルドだぜぇ?と言いたくなる結末でした。
エンドロールには、メイキング映像がたっぷり。伊藤と佐藤の関係は、劇中の仙崎と吉岡同様に本当に仲がよくて微笑ましいんですね。他の出演者とも和気藹々。こんな暖かくて結束したチームワークに浸ってしまうと、伊藤も体力の続く限り仙崎を演じ続けたいという次作への意欲が湧いてくるのだろうと思えました。
まぁ、次作があるとしたら、設定はもっと厳しくなるでしょうね。
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