「文化の違いという高い壁。」踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN2 しゅうへい(syu32)さんの映画レビュー(感想・評価)
文化の違いという高い壁。
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「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」海外版。
DVDで鑑賞。
「踊る大捜査線 THE MOVIE」を海外で公開した際、それぞれの人物に結末が付いている分、オチが多過ぎて混乱するという批判が出たそうな…。その点を教訓とし、青島くんの視点に絞って再編集が行われました。
オリジナル版より約18分短くなりましたが、同じシーンでも別テイクに差し替えられていたり、真下くんがもみくちゃにされる未公開シーンが追加されていました。
さらに、「スカイウォーカー・サウンド」にて効果音や劇伴をリミックスするという贅沢さ! サウンドに厚みが出て、すみれさんが銃撃されるシーンなんて、残酷さが増し増し…。
効果音も追加されていて、レインボーブリッジにおける犯人逮捕シーン直前で耳をすますと、青島が余裕の表情で犯人を見送ったのは、SATのヘリの爆音が聞こえていたから、と解釈出来るように小さく音が入ってる! 芸が細かい!
短縮された分、殆どのコメディーシーンが無くなっていました…。青島くん目線に焦点が絞られているので、組織の対立や事件の捜査過程などに集中することが出来ましたが、「踊る」の魅力はそこだけでは無いので、とても残念でした。日本人には理解出来ても、海外には伝わらない部分があるのかもなぁ、と思いました。文化の違いという高い壁ですねぇ…。
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