「彼らも、同じ日本列島で生きているかけがえのない仲間です。」日本列島 いきものたちの物語 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
彼らも、同じ日本列島で生きているかけがえのない仲間です。
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映画「日本列島 いきものたちの物語」(出田恵三監督)から。
公開日初日、初回の上映時間に合わせて、映画館に足を運んだ。
今年、楽しみにしていた映画の1つであったから・・。
「えっ、これが日本?」と疑いたくなるほどの風景と、
CGと見間違うほどの景色の移り変わりが、私を驚かせた。
屋久島では、猿が落とした木の実をシカが食べるといった、
日本列島ならではの、いきものたちの「絆」も紹介されていたし、
ストーリーとはまったく関係のない、いわゆる「間」の部分でも
カタツムリが葉っぱを移るシーンや雲の流れなど、
撮影だけでなく編集にも手を抜かない、製作スタッフの気持ちが
観ている私たちを喜ばせたのだろう、あっと言う間の95分である。
世界のいきものに関する映画は、何度となく観てきたが、
日本列島に絞った「いきもの」と考えると、貴重な映像が多い。
私が心の中で「頑張れ、メダカ!!」と叫んだ直後に、
ナレーターの黒木瞳さんが「頑張れ、メダカ!!」と呟いた時、
隣に座っていた妻には申し訳ないが、妙に嬉しかった。(笑)
この作品を思い出すため、ラストシーンに流れた台詞を残したい。
「彼らも、同じ日本列島で生きているかけがえのない仲間です。」
そう、日本列島には人間だけが住んでいるわけではない。
「日本列島ならではの、人間も含めた、いきものたちの絆」、
世界に胸を張って紹介したいものである。
P.S
「共同プロデューサー・小野泰洋」は、私の幼なじみ。
彼の名前をエンドロールで確認して、妻に自慢してしまいました。
「あいつ、いい仕事してるなぁ」、私も負けられないな・・(汗)
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