ガールのレビュー・感想・評価
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人気女優陣を豪華に持ちこんだキャスト陣
「神様のカルテ」などの作品で知られる深川栄洋監督が、「深呼吸の必要」の香里奈、「モテキ」の麻生久美子などを主演に迎えて描く。
今をときめく、人気女優・俳優陣!
何故か見る前から、大丈夫か!?と思ってしまいました。でも、意外に面白かった!
原作を読んでいないので、あぁあるある!連発。
特に麻生久美子のかっこよさにほれました。
様々な立場にある人間の有様をバランス良く繋ぎ合わせ、俳優陣の個性、持ち味がいい感じで表現されていたと思います。
残念なのは、地味な役を頑張って作りましたな感じの加藤ローサの配役でしょうか。
美男美女が出揃っていますが、
男性が見ても面白い
女優さんがみんな好印象でしたので一人で見ました。女性ばかりだったらどうしようと思っていきましたがそうでもありませんでした。
原作は未読です。男性が見ても面白いと感じました。見てよかったです。
女性が苦労して生きているさまを描いたものであるが、女性ばかりではなく人間としてみんな苦労していることだと感じました。
今の日本は少子化、男性も女性もみんな働いて、子育てする時代だと思います。
職場でうまくいかないことなど普通。出世に男女は関係ない。人間性が結果として表れるものです。
恋愛も同じ。
子育てだって、男も女もない。一人の人間として接しなければうまくいかない。
人生の半分はブルー、でもそれが面白い。
結局、いつまでも、女はガール、男ならボーイ?
それが人としてのひとつの魅力になるような気がしました。
アラサ~オンナのための映画
金麦の檀れいは好きじゃないけどガールの貫禄はさすがだった。
で、思った。
オンナが女の子を満喫して生きようとすると傍目に多少イタイ感じに仕上がるのは仕方ないのかもしれない。
ガールの見所のひとつに要潤がある。今時、それ違法じゃね?ってくらいステレオタイプな嫌な男を演じてる。
あの顔で嫌な男演じたら存在そのものが既にセクハラって完成度。
働く殿方がイタいアラサ~独女を嫌うのはその選択肢の多さと自由過ぎる有様が原因なのかな、って思った。シングルタスクなTHE殿方にはアレもコレも全力で楽しむマルチタスクなオンナの生き方がそもそも理解できないだけじゃなく、中途半端で軟派に見えるんだろう。
自由にみえて不自由ばかりって、それってかなり自由な状況だと思う。
今、オンナには男以上にたくさんの選択肢が与えられている。でも殿方が築き上げてきた社会はまだそんなオンナの全てを受け入れられるほどの寛容さを備えていない。それがオンナを悩ませている。
そして云う。
オンナの人生半分はブルー。ブルーと向き合うことで人生が拓ける。
なるほどね。うん。確かにそうだね。
因みに、映画では残りの半分はピンクってことになってた~ ෆ⃛
婦人会と書いて女子会と読む。
ガールというタイトルなのに、ガールの出てこない作品^^;
アラサー女性達の悲喜こもごもを描いたこの群像劇には、
けっこうリアルな台詞や日常が細かく描かれている。
面白いと感じるか、イタいと感じるかは、自分の価値観と
対話しながら観ることになるのだが、個人的には最近の
「女子会」ブームの女子という言い方にはハテ?と思う方
…なので、歳甲斐もなく若いファッションに身を包む由紀子
に周囲が苦笑いしたくなる気持ちも分かる。が、
彼女の行動は自分の「好き」から発生しているだけであって、
周囲に迷惑をかけているワケではないし、どちらかというと
それができない嫉妬心が女にそれを言わせている感がある。
50になろうが60になろうが、ミニを穿いている人はいるのだ。
そのお手本と言うべきが、光山というハッチャケた先輩だが、
このオバサン(いいぞ、壇れい)の特攻姿勢が実に気持ちいい。
誰に何を言われようが仕事が出来りゃ~恐れるモノなどない。
そこに自分の目的を見出している彼女の姿勢は、周囲の目
に浮き沈みすることなく、輝かしい功績に向け邁進している。
だから女としての価値なんて…本当に人それぞれなのだ。
原作は知らない。
それは男性、脚本は女性、ということで中途半端な価値観が
見え隠れしている。
描かれる「ガール」達は総じて「イタイ」を売りにしているような
ステレオタイプで、そこに絡む男達は「どうしたの?」という位
皆優しく大人しい男ばかり(爆)
こんな現実、あるワケないっしょ~^^;
男側から見た「こんな女」と、女側から見た「癒し男」が同居して
いるシチュエーションばかりで、ちょっと笑ってしまった。
例えば聖子の夫、博樹はとてもいい夫だが、言い換えれば
あんなモノ分かりの良い夫は存在しない。妻に癒されるどころか
聞かされるのは愚痴ばかり、これでよそに女を作らない保証が
あると言えるだろうか。聖子がそれを認めているなら別だけど。
容子が密かに好きになる皆のアイドル和田(爆)も、あの顔で、
あの性格で、彼女がいないなんてまずおかしい。よほどの性格
破綻者か、或いはお局食いの世渡り上手くんか。待ち伏せして
食事に誘うあのシチュエーションは、とても面白い場面だったが、
和田が賢い部下ならば、出世のために上司を利用したに過ぎず。
由紀子の彼氏は女心に疎いタイプ、孝子はなぜ離婚したのか謎、
今井のような男はもっと高年者に多く、あれで改心はしないはず。
私ですら思った。こんな男達が彼氏なり夫なりで、いつも自分の
不満を受けとめてくれ、更に誠実で浮気すらしない男だったら…
いね~よ、そんな男。
そこで光山のような中和剤がドカーンと出てくるわけだv
幾つになっても女性は女性でありたいもの。
夢を見ることも、生き甲斐を見出すことも大切なことだと思う。
自分の個性に自信がない(他人からどう見られるかが気になる)
人は、一度突き抜けてみるといいのかもしれない…ホントに。
とある本で読んだ一節。
「出る杭は打たれるが、出すぎた杭は個性と見なされる」
他人に迷惑をかける行為でないのならば、堂々としているべきだ。
先に「女子会」という言葉を挙げてみたが、
自分が女子だと名乗りたいのなら、堂々と言えばいいと思う。
エー?と言われても、イタイと思われても、エヘヘっ♪と返せる
余裕こそが、その人を素敵に見せるのだから。
(頑張り過ぎは疲労の素。笑顔の女性は誰からも好かれるものよ)
Around30女性にはぜひ…
女性向けです
この作品にドンピシャな30代「女子」の私には、共感できるところもあり、面白い作品だと思いました。
等身大のアラサー女性を描いてるのはわかるのですが、由紀子、孝子、容子、聖子の4人が揃って、習い事を過去にいくつもやってたり、由紀子の部屋が服だらけで派手だったり、聖子のマンションの家賃(ローン?)がどう見ても高そうだったり…と、一般庶民には理解しがたい点もややありました。
聖子の夫・博樹が、聖子の「こんな奥さんイヤ?」と問うシーンで「全然イヤじゃない」と答えますが…
「イヤじゃないわけないだろー!」と突っ込みを入れたくなりました。
女性向けに作られた作品なので、最後まで女性好みのいい夫に描きたいのはわかります。が、なんか現実味がないという感じがしました。
全体的には良かったのですが、以上のような点がマイナスポイントで、満点はつけられませんでした。
観客の女性率は100%に近く、正直ビビりました。
男性が観て面白いのかな?と思うような内容ですが、女心を知りたい男性にはお勧めかもしれません。
思ったほど悪くはないけど(;´∀`)
劇場に足を運ぶたんびにこの映画の予告がやってて・・・
この時点でエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエライコッチャ
っていう感じではあった(;・∀・)
それでいざ観てみたら・・・
まあ~思ったほど悪い映画じゃない(・∀・)
なぜそう思ったのかと言うと、予告編では麻生久美子がコイントスで「表か裏か、出た目を選んだ方が会社を辞める」とかいうトンデモ展開らしきシーンがあって
・・・これ一体どういう映画だ???
っていう感じだったんです。
実際本編ではこのシーンに関しては一応の説明はついてて、まあ分からなくもないかなと(-_-)
ただこのシーンを除いても気になる点がいくつも(゚∀゚)
まずそれぞれのエピソード別に話していくと・・・
香里奈のシーン
29才になって付き合ってる彼氏とそろそろ結婚しようかな~と思い始めてる頃。
彼氏の向井理は造船所?研究所?らしき所でエンジニアと思しき仕事をしてる。
デートはもっぱら学生時代からの行きつけの大衆食堂。
香里奈は気に入った服を見つけては衝動買いをするという悪い癖が(;´Д`)
選ぶ服が若作りし過ぎだと指摘され、最初は気にせず好きな服を買い続けてたものの・・・
とあるデパートの商談で女子力アップ企画を持ち込んだものの、加藤ローサに「そういう考え方どうかと思いますけど!?」と否定されてそれ以来徐々にどよ~んとΣ(゚д゚lll)
そこでまた件の店で彼氏と会ったら、フリース?ジャージ?を着たものすごい地味な服装に・・・
この落差激しすぎんだろ( ゚Д゚)ゴルァ!!
年相応の服装じゃなくて単なる身だしなみに気を使わなくなっただけじゃねえかこれじゃ(-_-;)
でも中途半端におしゃれだからいいのかな?(゚∀゚)
さらにいきなり彼氏の職場の工場だかに入って思いのたけをぶちまけるが・・・
ここって出入り自由なの?ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
せめてヘルメットはかぶろうぜ~(・∀・)
普通のあんなヒールの高いサンダル履いて入って・・・危険過ぎるガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
そして彼氏のサプライズがあるわけだが・・・
いつも行く食堂の内装をきらきらに飾り立てて、さらにそこの店主にもレストラン風に接客をしてもらって・・・
これをされて感激しますかね???
つうかいつこれ準備したんだ???
ただこの時渡すヨットの模型をデコレーションしたものを渡すシーンは(・∀・)イイ!!
しかしここでプロポーズの仕方が気に入らんと駄々をこねるヾ(゚Д゚ )ォィォィ
展開としてありっちゃあありだけど、ちょっと男の描き方が雑じゃないかね?
そして所々出てくる壇れい。
・・・何あの人(;´∀`)
『あぶない刑事』の浅野温子みたいな役回りとテンションだけど・・・
おめえ会社に遊びに来てんのか?っていうくらいのコミカルかつ現実離れした人物描写。
まあああいう人はいるんだろうけど、ちょっとデフォルメし過ぎかなと(^_^;)
取引先の偉い人に取り入って契約を取り付けるという、仕事がができる人ではあるんだろうけど、この人登場するたんびに衣装が違う(;^ω^)
蜷川美花監督の演出っぽい、派手でスモークがかったようなシーンがここで多いのはどうだろう?
デパートでファッションショーをすることになって、課長である段田安則の娘が喧嘩したとかで出演するはずがすっぽかしたため、部下である加藤ローサを説得して代わりにショーに出るんだけど・・・
加藤ローサ、あれだけ最初は渋ってたのにデパートのエスカレーターから降りてきて、そのまま歩き出して・・・
「・・・やばい~♪」
何だその心の声は?????
子のファッションショーの絵面が正直綺麗じゃないし、エスカレーターをああいう使い方したら危険ですから~(#・∀・)
麻生久美子のシーン
課長に昇進して初出社の日、要潤扮する生意気な部下が「もういいっすか?」「話長いんすけど~」「つうか女が出てくるとなめられるんすよ~」
どんな生意気な部下だろうとこれはあり得ない(ヾノ・∀・`)イエイエ
挙句の果てにはそのプロジェクトを任された部下の女性社員の仕事を横取りして自分で勝手に進めるわ、命令には平然と反抗するわ・・・
こんなの実際にやったら懲罰もんだぞ\(◎o◎)/
そこで上司に相談しても「あいつは××さん派だからな~仕事はできる奴だからそこをどううまく乗りこなすかはお前にかかってるからな~」
・・・何の解決にもならないばかりか「お前の責任だ」みたいな言われよう。
「お前は殿様か!!!」
散々うっぷんを晴らすんだけど、家に帰ってその愚痴を旦那にこぼしまくる。
つうかこの旦那の上地雄介さあ~温厚な旦那と言うことなんだろうけど、話を右から左に受け流してるだけにしか見えん(;´д`)=3トホホ・・
一念発起してその部下にお灸をすえるべく考えたのが、さっきのコイントス。
「どうしたの?ほら、表か裏かどっちか選びなさいよ。」
結局要潤はびびって何も言えなくなるという落ち。
そこで「女だからって甘く見るな!!」ということで落ち着くんだけど・・・
あのさあ~これパワハラで訴えられんぞ???
はったりでこれをやったところで相手にされると思うかね~?(´Д`)ハァ…
それで家に帰って旦那に「自分より収入が高い奥さんって嫌かな?」と聞いて「全然嫌じゃない(o^―^o)ニコ」との回答で、めでたしめでたしおめでとう!(*´∀`)o∠☆゚+。*゚PAN!!★゚+。*゚
という流れなわけですが・・・
会社組織とはどういうものか知らないのか脚本書いた人は?(o゚ェ゚o)
吉瀬美智子のシーン
この部分がはっきり言って一番噴飯ものヽ(`Д´)ノ
後輩の新入社員に一目ぼれするという設定なのか分からんけど、まずこの新入社員の林遣都のベテラン並みの安定感∑(゚ω゚ノ)ノ
新人とは思えないほど商談をうまく進めていき、立ち回りも上手いし、何より佇まいが既に新入社員ではない((;゚д゚))ス、スゲェ
そして肝心の吉瀬美智子はどうかと言うと・・・リポビタンを飲みまくったり妄想してワーワーキャーキャー言ってるだけの「痛い人」にしか見えませんアチャー(´・ω・`)
合コンシーンの描き方も下手だし、後輩に社内中から多くの女性社員が群がるのが「おめえらうっせんだよ!!!」と嫉妬するのも、そこまでの恋愛感情を持つ流れが一切ないから⊂( ・∀・)ワケ ( ・∀・)つワカ ⊂( ・∀・)つラン♪
その前に吉瀬美智子とその他女子社員を比べて、吉瀬美智子に叶うわけがないだろとヾ(゚Д゚ )ォィォィ
そして最後後輩から「良かったらこれから食事でも・・・」と言われた途端エレベータに入って
ヤタ───v(-∀-)v───♪ヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人ワショーイ
・・・正直引くんですけど(ノ∀`)アチャー
あと合コン中毒の人は、ちゃんと拾って欲しかったですわ(^_^;)
板谷由夏のシーン
この部分が一番リアルだったイイネ♪d('∀'o)
旦那の浮気が原因で離婚して、女手1つで息子を育ててるシングルマザーという設定で、はっきり言って4人の中で一番落ち着いて見える(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )ウンウン
父親の代わりになろうと、必死で逆上がりを覚えたりキャッチボールを覚えたり、それはもう涙ぐましい努力をする。
ベビーシッターを雇ってて、8時を過ぎると延長料金が加算されるため急いで8時までに家に着くよう帰宅。
板谷由夏の持つ落ち着いた雰囲気と地に足がついてる感、そして気の強そうな印象がこのシーンをうまく成立させてると思いますね(゚д゚)イーヨイイヨー
事実あれくらい頑ななシングルマザー多いんだなこれが( ´,_ゝ`)
ここでは特に突っ込みどころもないし、一番バランスもとれたいいシーンだと思われますъ(゚Д゚)グッジョブ!!
そして全体を通して言えることですが・・・
4人とも結構裕福なんですよこれが(;´∀`)
ヨガ教室行ったりパン教室に行ったりしてるし
そこそこ豪華な家に住んでるし
着てる服もそこそこおしゃれだし
合コンする場所なんて一流ホテルか結婚式場みたいな会場だぞ?
つうか会社がどこもかしこもあ~んな小ぎれいなオフィスじゃねえっつうのヾ(゚Д゚ )ォィォィ
香里奈の家なんてどんだけ服とか靴とかアクセサリーとかあるんだ???
それだけ裕福なのに「人生の半分はブルーだよ・・・」
(´Д`)ゴゴゴ・・(ノдヽ)ゴゴゴ・・( 乂 )ゴゴゴ・・ヾ(`Д´)ノ゛ゴルァァア!!
この不況で仕事もままならんようなご時世だっつうのに良くそんなのんきなことが言えるもんだ'`ィ'`ィ ┐(´Д`┌
ぶっちゃけ生活感に経済観念がないと言うか、全く現実味が感じられません(´艸`)
何か80~90年代に流行ったトレンディドラマを彷彿とさせる「現実離れした生活描写」がそこそこに感じられる。
つうかバブル期みたいな感じなんだよな~全体的な雰囲気が(;・∀・)
同窓会のシーンで女の子が「おばちゃん、醤油取って」と言うシーンがあるけど、口のまわり汚し過ぎ!!!
そこそこ大きい子なのに、今時服まで汚しながら食う子供いるか???
まあ~みんなそこそこのお金持ちなんでしょうな~(´・∀・`)ヘー
そりゃ結構なことですね~( ゚Д゚)㌦ァ!!
そして最後の結論
と言うか予告編ではっきり言ってるけど
「100回生まれ変わっても、女がいい」
・・・あっそ(´・ω・`)
結論:男も女も人間はみんな人生の半分はブルーなんだ( ゚Д゚)ゴルァ!!
つうか半分以上ブルーだ!!!!!
最後まで女をテーマにした応援ストーリー☆
29歳女子・と30代後半の女たちが恋に仕事に家族にさまざまなリアルを見せてくれます。劇中に何度も「女は~・・・」みたいな解説入りますが説教じみたものではなく、見てる私たちに「自分は~・・・」と問いかけてくれるようなメッセージ性は高いと感じました。香里奈さん。。。いつも強い女性のイメージだったけど、今回は夢見る乙女チックで新鮮でした。加えてファッションあれこれ楽しめてすごく上がりました。男性陣は本当に女性陣のキャラをうまく惹きだせていたと思います。向井くん。。。もっとグイグイ出てくるかと思ったけど、すんごく穏やか。上地くんもすんごく癒し系。
要さんだけは男~って感じでキャラが光っていました。劇場内では涙の声が・・・やはりみなさん胸キュンポイントはあったとおもいます。私はちょいちょいあったのですが、やはり母親ですので、子供絡みの問題にはぐっときました。エンドロール最後までいちいち可愛い☆西野カナさんの曲がまたじんわり心に響く。見た後はきっと女子力あがって、私はなんか買い物はずんじゃったな。女ならぜひみてほしい。がんばってる女性へのエール。たくさん詰まっていますよ。
男でも必見!満足感の高いガールズ・ムービー!
「セックス・アンド・ザ・シティ」は嫌いだ。
金持ち女たちのワガママ自己チュー話に過ぎず、しょせん住んでる世界も価値観も違うのだから、共感なんて出来る訳ない。
なので、この「ガール」は「セックス・アンド・ザ・シティ」の真似事なのでは?と思っていた。
だって、香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏、今をときめく旬な美女4人が華麗なファッションに身を包み、恋に仕事に人生に奮闘…という話だから。
しかし、実際見てみたら、あんな非現実的な話ではなく、しっかり地に足ついた等身大の話が綴られていた。
香里奈演じる由紀子は、オシャレ大好き女子。でも30も目前で、このままでイイのか?と思い始めた今日この頃…。(KYな彼氏も悩みの種)
麻生久美子演じる聖子は、バリバリのキャリアウーマン。ビッグプロジェクトを任されるが、年上男部下にナメられる日々にイライラは募るばかり。家に帰れば愚痴を聞いてくれる優しい夫が居るが、彼はこんなワタシに満足しているの…?
吉瀬美智子演じる容子は、恋もオシャレも忘れ、家ではマッサージチェアに座りながら缶ビールを一気飲み。ある日、新入社員の一回り年下のイケメンにフォーリン・ラブ。妄想が止まらない!
板谷由夏演じる孝子は、離婚経験のシングルマザー。一人息子の為に仕事復帰し、母親役は勿論、父親役にも奮闘。でもあんまり奮闘し過ぎて息子に気遣われ…
端から見れば、自由気ままに生きていたり、バリバリ仕事に生きていたり、恋人や夫や子供がいたり…と、“ピンク”に見えるかもしれないけど、当の本人たちは“ブルー”ばかり。
壁にブチ当たってもヘコんでも、それでも前を見て生きていかなきゃいけない…。
そんな4人の姿に、男の僕でも共感したり、元気を貰ったりして、非常に満足感の高い作品だった。
中にはやっぱり女性ならではのエピソードがあったりして、男としては身につまされるというか、目からウロコというか。
特に印象に残ったのは、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏の30代3人が悩みを話している内に急に険悪になり、「何でこんがらがっちゃうんだろう?」というシーン。
男だったら酒でも飲んでバカ話すれば忘れる所だが、女性は違うんだなぁ…。
世の男性諸君、必見!
最後に、この映画とは全く関係ないが、映画を見る前に知った新藤兼人監督の訃報に、改めてご冥福お祈りします。
長生きしてくれてありがとうございました。
少女だったと~いつの日か~~♪
特別じゃない女性たちの、
特別じゃない悩みと、
そして、特別な瞬間☆= という作品でした。
原作は、正直言ってそれほど思い入れはなかったのだけれど、
この映画を見たら、こんなに良い作品だったんだな~と思いました。^-^
丁寧に、とてもよくできていると思います。
向井理さんも セリフ含めとても良かったですvv
映画そのものは 5点なのだけれど、(話の都合上)
ちょっとセクハラっぽい発言が(男女ともに)ないわけではないのと、
完全に「女性向け」の作品なので、
4.5点にしました。
女の日常なんて劇場で見てもねえ。。という方は、
見たらびっくりすると思います! m--m♪
ものすごい量のエピソードつめこんだね
良く言えば等身大悪く言えばありきたりな話をテンポよく進めてよくまとめた。
俳優がよかったね、
ささいな事をいえば、加藤ローサさんのデパートの方はなんでつっかかったのが説明不足だったのと、予告でコイントスのシーンあったがあれはネタバレもいいところだったね、ものすごい良いシーンだったけどね。
原作は未読でも、奥田さんの別の作品はよく読んでますが、突飛な人物や事件が起こる作品を書く作家だと思ってましたが今回は割と普通・・・
原作よんでみます。
今年上半期・・・代表的、傑作?
「半分の月がのぼる夜」「神様のカルテ」などの作品で知られる深川栄洋監督が、「深呼吸の必要」の香里奈、「モテキ」の麻生久美子などを主演に迎えて描く、女性に送るビタミン映画。
一発で、ノックアウトである。今をときめく、人気女優陣を豪華に持ちこんだキャスト陣、ラメラメ光線炸裂のビジュアル、そして某テレビ局の強引なプロモーション。傍目から見れば、「自分探し」「女優の顔ドアップで許してね」といった体の、生ぬるい群像劇を容易に想像してしまう。
しかし、いざ入口のドアを開けてみれば・・これは、どうしたことか。「女は強し」のありきたりなキャッチフレーズを軽やかに覆す、爽快な女性活劇映画としての力強さ、美しさに溢れているではないか!
「60歳のラブレター」や「神様のカルテ」などで、様々な立場にある人間の有様をバランス良く繋ぎ合わせる群像劇の手腕の高さを見せつけてきた深川監督。本作でもそれぞれに個性、持ち味の異なる女優陣を過不足なく、良い感じの塩梅で表現してみせた。
派手な雰囲気が魅力の香里奈、凛とした格好よさが持ち味の麻生という両極端のベクトルを物語の軸に置きながら、決して滲まないストーリーの色。2時間の尺を無駄なく活かし、作り上げる建築のように精緻な配分、成分。
「やっぱり、生まれ変わっても女性が良い」そんなシンプルなメッセージは万人共通、クールなあなたにも、キュートなあなたにも!群像劇という一つのテーマを打ち出すのには難解な作りの作品でこの荒業を成し遂げるとは・・・恐るべしである。
あくまでも「女性映画」という基本コンセプトを十分に理解した脇を固める男性陣もまた、良心的。向井理、上地佑輔、要潤、林遣都・・・目の眩むようなキラキラ俳優陣が、これまた男の弱さ、可愛さ満点でストーリーを彩る。特筆すべきは、やはりの、流石の向井様。その顔で「お前が頑張っているのは、分かっているよ」なんて笑顔で言いやがって・・・まさに現代の王子様そのままである。か、格好よい。
スウィートなラブ、ちょいとシリアスなサスペンス、そして素敵な未来への希望。てんこ盛りの娯楽映画ながら、端正な作り手のセンスを、今回もまざまざと見せつけてくれる上質の一本。カップルで、家族で、男一人で、どんなシチュエーションでも楽しめる、今年上半期に掲げたい代表作になりそうだ。
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