「思ったほど悪くはないけど(;´∀`)」ガール 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
思ったほど悪くはないけど(;´∀`)
劇場に足を運ぶたんびにこの映画の予告がやってて・・・
この時点でエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエライコッチャ
っていう感じではあった(;・∀・)
それでいざ観てみたら・・・
まあ~思ったほど悪い映画じゃない(・∀・)
なぜそう思ったのかと言うと、予告編では麻生久美子がコイントスで「表か裏か、出た目を選んだ方が会社を辞める」とかいうトンデモ展開らしきシーンがあって
・・・これ一体どういう映画だ???
っていう感じだったんです。
実際本編ではこのシーンに関しては一応の説明はついてて、まあ分からなくもないかなと(-_-)
ただこのシーンを除いても気になる点がいくつも(゚∀゚)
まずそれぞれのエピソード別に話していくと・・・
香里奈のシーン
29才になって付き合ってる彼氏とそろそろ結婚しようかな~と思い始めてる頃。
彼氏の向井理は造船所?研究所?らしき所でエンジニアと思しき仕事をしてる。
デートはもっぱら学生時代からの行きつけの大衆食堂。
香里奈は気に入った服を見つけては衝動買いをするという悪い癖が(;´Д`)
選ぶ服が若作りし過ぎだと指摘され、最初は気にせず好きな服を買い続けてたものの・・・
とあるデパートの商談で女子力アップ企画を持ち込んだものの、加藤ローサに「そういう考え方どうかと思いますけど!?」と否定されてそれ以来徐々にどよ~んとΣ(゚д゚lll)
そこでまた件の店で彼氏と会ったら、フリース?ジャージ?を着たものすごい地味な服装に・・・
この落差激しすぎんだろ( ゚Д゚)ゴルァ!!
年相応の服装じゃなくて単なる身だしなみに気を使わなくなっただけじゃねえかこれじゃ(-_-;)
でも中途半端におしゃれだからいいのかな?(゚∀゚)
さらにいきなり彼氏の職場の工場だかに入って思いのたけをぶちまけるが・・・
ここって出入り自由なの?ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
せめてヘルメットはかぶろうぜ~(・∀・)
普通のあんなヒールの高いサンダル履いて入って・・・危険過ぎるガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
そして彼氏のサプライズがあるわけだが・・・
いつも行く食堂の内装をきらきらに飾り立てて、さらにそこの店主にもレストラン風に接客をしてもらって・・・
これをされて感激しますかね???
つうかいつこれ準備したんだ???
ただこの時渡すヨットの模型をデコレーションしたものを渡すシーンは(・∀・)イイ!!
しかしここでプロポーズの仕方が気に入らんと駄々をこねるヾ(゚Д゚ )ォィォィ
展開としてありっちゃあありだけど、ちょっと男の描き方が雑じゃないかね?
そして所々出てくる壇れい。
・・・何あの人(;´∀`)
『あぶない刑事』の浅野温子みたいな役回りとテンションだけど・・・
おめえ会社に遊びに来てんのか?っていうくらいのコミカルかつ現実離れした人物描写。
まあああいう人はいるんだろうけど、ちょっとデフォルメし過ぎかなと(^_^;)
取引先の偉い人に取り入って契約を取り付けるという、仕事がができる人ではあるんだろうけど、この人登場するたんびに衣装が違う(;^ω^)
蜷川美花監督の演出っぽい、派手でスモークがかったようなシーンがここで多いのはどうだろう?
デパートでファッションショーをすることになって、課長である段田安則の娘が喧嘩したとかで出演するはずがすっぽかしたため、部下である加藤ローサを説得して代わりにショーに出るんだけど・・・
加藤ローサ、あれだけ最初は渋ってたのにデパートのエスカレーターから降りてきて、そのまま歩き出して・・・
「・・・やばい~♪」
何だその心の声は?????
子のファッションショーの絵面が正直綺麗じゃないし、エスカレーターをああいう使い方したら危険ですから~(#・∀・)
麻生久美子のシーン
課長に昇進して初出社の日、要潤扮する生意気な部下が「もういいっすか?」「話長いんすけど~」「つうか女が出てくるとなめられるんすよ~」
どんな生意気な部下だろうとこれはあり得ない(ヾノ・∀・`)イエイエ
挙句の果てにはそのプロジェクトを任された部下の女性社員の仕事を横取りして自分で勝手に進めるわ、命令には平然と反抗するわ・・・
こんなの実際にやったら懲罰もんだぞ\(◎o◎)/
そこで上司に相談しても「あいつは××さん派だからな~仕事はできる奴だからそこをどううまく乗りこなすかはお前にかかってるからな~」
・・・何の解決にもならないばかりか「お前の責任だ」みたいな言われよう。
「お前は殿様か!!!」
散々うっぷんを晴らすんだけど、家に帰ってその愚痴を旦那にこぼしまくる。
つうかこの旦那の上地雄介さあ~温厚な旦那と言うことなんだろうけど、話を右から左に受け流してるだけにしか見えん(;´д`)=3トホホ・・
一念発起してその部下にお灸をすえるべく考えたのが、さっきのコイントス。
「どうしたの?ほら、表か裏かどっちか選びなさいよ。」
結局要潤はびびって何も言えなくなるという落ち。
そこで「女だからって甘く見るな!!」ということで落ち着くんだけど・・・
あのさあ~これパワハラで訴えられんぞ???
はったりでこれをやったところで相手にされると思うかね~?(´Д`)ハァ…
それで家に帰って旦那に「自分より収入が高い奥さんって嫌かな?」と聞いて「全然嫌じゃない(o^―^o)ニコ」との回答で、めでたしめでたしおめでとう!(*´∀`)o∠☆゚+。*゚PAN!!★゚+。*゚
という流れなわけですが・・・
会社組織とはどういうものか知らないのか脚本書いた人は?(o゚ェ゚o)
吉瀬美智子のシーン
この部分がはっきり言って一番噴飯ものヽ(`Д´)ノ
後輩の新入社員に一目ぼれするという設定なのか分からんけど、まずこの新入社員の林遣都のベテラン並みの安定感∑(゚ω゚ノ)ノ
新人とは思えないほど商談をうまく進めていき、立ち回りも上手いし、何より佇まいが既に新入社員ではない((;゚д゚))ス、スゲェ
そして肝心の吉瀬美智子はどうかと言うと・・・リポビタンを飲みまくったり妄想してワーワーキャーキャー言ってるだけの「痛い人」にしか見えませんアチャー(´・ω・`)
合コンシーンの描き方も下手だし、後輩に社内中から多くの女性社員が群がるのが「おめえらうっせんだよ!!!」と嫉妬するのも、そこまでの恋愛感情を持つ流れが一切ないから⊂( ・∀・)ワケ ( ・∀・)つワカ ⊂( ・∀・)つラン♪
その前に吉瀬美智子とその他女子社員を比べて、吉瀬美智子に叶うわけがないだろとヾ(゚Д゚ )ォィォィ
そして最後後輩から「良かったらこれから食事でも・・・」と言われた途端エレベータに入って
ヤタ───v(-∀-)v───♪ヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人ワショーイ
・・・正直引くんですけど(ノ∀`)アチャー
あと合コン中毒の人は、ちゃんと拾って欲しかったですわ(^_^;)
板谷由夏のシーン
この部分が一番リアルだったイイネ♪d('∀'o)
旦那の浮気が原因で離婚して、女手1つで息子を育ててるシングルマザーという設定で、はっきり言って4人の中で一番落ち着いて見える(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )ウンウン
父親の代わりになろうと、必死で逆上がりを覚えたりキャッチボールを覚えたり、それはもう涙ぐましい努力をする。
ベビーシッターを雇ってて、8時を過ぎると延長料金が加算されるため急いで8時までに家に着くよう帰宅。
板谷由夏の持つ落ち着いた雰囲気と地に足がついてる感、そして気の強そうな印象がこのシーンをうまく成立させてると思いますね(゚д゚)イーヨイイヨー
事実あれくらい頑ななシングルマザー多いんだなこれが( ´,_ゝ`)
ここでは特に突っ込みどころもないし、一番バランスもとれたいいシーンだと思われますъ(゚Д゚)グッジョブ!!
そして全体を通して言えることですが・・・
4人とも結構裕福なんですよこれが(;´∀`)
ヨガ教室行ったりパン教室に行ったりしてるし
そこそこ豪華な家に住んでるし
着てる服もそこそこおしゃれだし
合コンする場所なんて一流ホテルか結婚式場みたいな会場だぞ?
つうか会社がどこもかしこもあ~んな小ぎれいなオフィスじゃねえっつうのヾ(゚Д゚ )ォィォィ
香里奈の家なんてどんだけ服とか靴とかアクセサリーとかあるんだ???
それだけ裕福なのに「人生の半分はブルーだよ・・・」
(´Д`)ゴゴゴ・・(ノдヽ)ゴゴゴ・・( 乂 )ゴゴゴ・・ヾ(`Д´)ノ゛ゴルァァア!!
この不況で仕事もままならんようなご時世だっつうのに良くそんなのんきなことが言えるもんだ'`ィ'`ィ ┐(´Д`┌
ぶっちゃけ生活感に経済観念がないと言うか、全く現実味が感じられません(´艸`)
何か80~90年代に流行ったトレンディドラマを彷彿とさせる「現実離れした生活描写」がそこそこに感じられる。
つうかバブル期みたいな感じなんだよな~全体的な雰囲気が(;・∀・)
同窓会のシーンで女の子が「おばちゃん、醤油取って」と言うシーンがあるけど、口のまわり汚し過ぎ!!!
そこそこ大きい子なのに、今時服まで汚しながら食う子供いるか???
まあ~みんなそこそこのお金持ちなんでしょうな~(´・∀・`)ヘー
そりゃ結構なことですね~( ゚Д゚)㌦ァ!!
そして最後の結論
と言うか予告編ではっきり言ってるけど
「100回生まれ変わっても、女がいい」
・・・あっそ(´・ω・`)
結論:男も女も人間はみんな人生の半分はブルーなんだ( ゚Д゚)ゴルァ!!
つうか半分以上ブルーだ!!!!!