「ダークホラー・アクション・ファンタジー 吸血鬼vs狼男 第2弾」アンダーワールド エボリューション bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
ダークホラー・アクション・ファンタジー 吸血鬼vs狼男 第2弾
吸血鬼ヴァンパイア族と狼男ライカン族との、1000年に渡る血で血を洗う戦闘を描いたシリーズ第2弾を配信で鑑賞。残念ながら、第1弾が配信されておらず、未鑑賞での2作目鑑賞だったので、Wikipediaで1作目のあらすじを読んでから鑑賞。その為、登場人物の相関関係や物語の流れが、少し分からなかったが、独特なダークな雰囲気に呑みこまれ、楽しめた作品。
前作で、女戦士セリーンが、自分を助けてくれたと思っていた吸血鬼の族長たビクターこそが、家族を殺した張本人であることを知り、吸血鬼と狼男とのハイブリッドの青年・マイケルと共に、ビクターに復讐を果たした。そこから、ライカンとヴァンパイヤの両族から命を狙われる身とになる。
本作では、800年前のライカン族とヴァンパイヤ族の因縁の戦闘シーンから始まる。そこで双子のウイリアムとマーカスが、互いに敵同士で対峙し、ライカン族のウイリアムが、ヴァンパイアの始祖でもあるマーカスの前で傷つけられ、行方知れずとなってしまう。マーカスは、その後も人々を襲い続けているウイリアムを助けたい一心で、ビクターと契りをかわし、ウイリアム捕獲の部隊を借り受ける。しかし、ウイリアムは、既に人としての心を持たない獣と化していた。
そこから、マーカスとウイリアムvsセリーヌとマイケルととう敵対関係の中、激しいバトル・アクションが繰り広げられる。その戦闘シーンは、血しぶき上げ、体も八つ裂きに切り刻まれと、かなりグロさもあり、息を呑む壮絶なシーンが連続する。終始、ダークな雰囲気に包まれ、クライマックスも廃墟となった古城でのバトルで、ゴジック・ホラーの様な舞台にも見応えがあった。
そして、本作の魅力は、やはりセリーン役のケイト・ベッキンセールの美しさと激しいアクションだろう。ヴァンパイアらしく、白くに透き通るような肌に真っ赤な血のコントラストが美しさを際立たせていた。そこにあの激しいアクションは、『バイオハザード』のミラ・ジョボヴィッチに並ぶインパクトが残る者があった。