「【”Good Bye Days。もう一度、君の歌が聞きたくてと私がいつも窓際で見ていた彼は言った。”今作は、前半は素晴らしきYUIさんの歌声に魅入られ、後半は涕泣を抑えきれない作品である。】」タイヨウのうた NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”Good Bye Days。もう一度、君の歌が聞きたくてと私がいつも窓際で見ていた彼は言った。”今作は、前半は素晴らしきYUIさんの歌声に魅入られ、後半は涕泣を抑えきれない作品である。】
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■海辺に住む16歳の少女・雨音薫(YUI)は、太陽の光に当たれない病気ながら、家族や親友と大好きな歌を支えに明るく生きている。
薫の密かな楽しみは、毎朝サーフボード抱えて海に向かう少年(塚本高史)を部屋から眺めること。
親友によると、彼の名は藤代孝治、高校生だという。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ご存じの通り、ハリウッドでリメイクされた作品である。
ー 私は先にリメイクを鑑賞していたが、オリジナルとの違いを楽しもうと思い鑑賞。-
■YUI演じる雨音薫の真夜中のストリートライブシーンが素晴しい。今作のメインテーマである”Good Bye Days”が心に響く。
この歌は、暗喩で雨音薫のその後の人生を反映している事も心に響く。
・雨音薫の両親、雨音由紀を演じた麻木久仁子と雨音謙を演じた岸谷五朗の抑制した演技が素晴しい。特に岸谷五朗さんの”俺の娘が何故・・。”と絶句するシーンは沁みる。
・サーフィン少年の藤代孝治(塚本高史)と彼を愛する雨音薫の真夜中の交流シーンも良い。
ー ストリートライブで雨音薫が奏でる、アコースティックライブに引き込まれる藤代孝治。そして、彼は雨音薫の病を知り、彼女の歌声を大手音楽会社に掛け合って、録音してもらう姿。-
<ラストは切ない。雨音薫は、太陽の光に当たれない病気が進行し、その若き命を失う。
だが、彼女が遺した”Good Bye Days”を始めとした素晴らしき楽曲は世に残るのである。
今作は、ハリウッドでリメイクされた事が良く分かる恋愛映画の逸品である。>
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