劇場公開日 2011年8月20日

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「【導入部分で一気に引き込まれます!が・・・リアルとファンタジーの恐怖が入り乱れた映画】」七つまでは神のうち 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5【導入部分で一気に引き込まれます!が・・・リアルとファンタジーの恐怖が入り乱れた映画】

2023年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

・2011年公開の日本のサスペンスホラー映画。
・ある日突然、娘が姿を消してしまう母親。過去の事件をきっかけに登校拒否やリストカットを続ける女子高生。など、複数の登場人物たちが不思議な神隠しにあっていく・・・ という大枠ストーリー。

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[お薦めのポイント]
・ぐちゃぐちゃな物語が徐々につながっていく爽快感
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[物語]
・様々な女の子が失踪してゆくのですが、シーンがバツンと飛ぶため、終盤まで何のつながりがあるのか全く読めません。いわゆるぐちゃぐちゃな物語を最終的に伏線回収して一つの物語に繋げていく、その辺が見所でしょうか。
・ただ、、、ちょっと設定がぶっ飛んでいて、共感はしづらかったです💦

[演出]
・リアルな恐怖とファンタジーの恐怖が、規則性なく入り混じってくるので、観る側の心の構え方がわかりませんでした。笑
・例えば、貞子のようなファンタジーの恐怖なら、それをそのまま受け入れようと思うのですが、それだけでなく人間によるリアルな恐怖も入り混じってくるんです。ん?これは何に恐怖すればいいんだ?とちょっとこんがらがってきました。
・導入部分で「日本では毎年xx万人が行方不明になっている・・・」といった事実に基づいたテロップが、一気に物語に惹き込んでくれます。ここは魅せ方が非常に上手だなぁと思いました。が、内容とのリンクが薄いところが少し残念でした。

[映像]
・際立って感じたことはありません。

[音楽]
・際立って感じたことはありません。

[演技・配役]
・当時、ファッション誌「non-no」のモデルさんだった日南響子さんが初主演。確かに、初主演ぽい初々しさを感じますが、雰囲気があるので、中和されてみることができました。

[全体]
・誰(どの登場人物)の何(感情)に共感して、ハラハラドキドキや喜怒哀楽すればよいかがわからないまま終幕を迎えてしまいました。しかも、割と救われない話。
・ホラーなので、恐怖さえできればよい、のかもしれませんが💦 少し寂しい気もしました。ありがとうございました。

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3104arata