「で、なんなんですか?」はやぶさ HAYABUSA サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
で、なんなんですか?
堤幸彦監督作品ということで何となくで鑑賞。これといった前情報を入れずに見たので、かなり豪華な役者陣に何度か驚き楽しかったものの、映画として成り立っていないように思えた。
20世紀フォックスとの共同作品?なのか、宇宙の様子やはやぶさはCG感も無くリアリティがあってなかなか良い。先程も言ったように役者陣は有名どこばかりで、何も知らずに見ると割と面白い。まさか若かりしきあの人が出ているとは。売れる前ですね。
ただ、エンターテインメントとしてどうなんだと。
リアルに話を進めていきたいのなら、もっと説明がないと知識が無い者にとっては全然分からない。そんなことも言われても、知りませんよという状態に何度も。ただただ、人の研究に首突っ込んでるような気分になるだけ。
終始滑っているのも見ていてキツい。
全く面白くないことを平然とするのか見苦しい。あの3組くらいの一般人目線は果たして必要だったのだろうか。3回も4回も流さなくていいよ、余計です。大袈裟な演技もしょうもないですし。
途中から始まったはやぶさ目線のはやぶさナレーションは特に酷かった。なんでこの視点から描こうと思ったの?というか、なんでそんな声幼稚なの?これで何が伝わるの?まっっったくもって要らない演出でした。なんなんだ、あれは。
他にもキャラクターが好きになれないわ、シンプルにストーリーが面白くないわで、そのうえ緊張感や達成感も感じられない。せっかくCGはいいし、主演を飾れる役者を沢山集めたのにも関わらず、脚本のせいで台無しになっていた。ホント、勿体無い。
ある程度の知識があるうえで見る映画だなと。無知の私には何が何だかでした。140分も絶対要らないし!
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