「男って義理堅い。」アフロ田中 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
男って義理堅い。
お兄ちゃん・龍平はワリと一貫したイメージなのに比べて、
弟・翔太はどんな役でも引き受けちゃうバイタリティがある。
クールで残虐な役をこなしたかと思えば、ノリだけのような
バカバカしい役までこなしてしまう、とても面白い役者だ。
しかし今回のこの頭はナンなんだ、と思ったら、漫画なのね。
いや~ホントに漫画原作が多いな、最近。
ネタがないのか、実写版流行りなのか、あまりに多くないか?
ここ1ヵ月だけでも何本あっただろうか^^;と思えるくらいある。
まぁ観る方からすれば、面白ければオッケイなんだけど~。
原作には佐々木希が演じたヒロインは出ない?と書いてある。
なるほど~野郎だらけのエロ話に一輪の花を添えたわけね^^;
もうね、これはいわゆる青春時代の男の子たち、
そういう連中(すいません、枠でくくりますよ~)にとっては
あるある~!的なノリが盛りだくさんで、かなり男寄りな作品。
まぁね、女の子だっておそらく(爆)
オトコの話(そういう系含めて)なんかしていると思いますので、
そういう時期の(私からみればとても懐かしい)在りがちな行動、
そんな全てを凝縮させている作品かな。
男子主体なので、エロやら下ネタやらの下品な表現がお嫌いな
淑女を連れてのデートムービーには避けた方が良さそうだけど、
とりあえずオバサン的には楽しめた作品(かなり下らないけれど)
予想以上にでっかいアフロヘアの田中くん(翔太)が、
学生時代に悪友たちと交わした約束(誰かの結婚式には必ず
自分の彼女を連れてくる、的な)を守るがために、ムリ難題を
お隣に越してきた彼女相手に妄想・奮闘するお話。
よくある話なうえに、ありがちな展開とやりがちな失敗ばかりが
続くので、特に物語に新味はないのだけれど、楽しめるのは
男女の考え方の違い(彼氏・彼女への)や、結局男は友情をとる!
がハッキリと映像表現化されているので、そういうところかな。
男も女もそうだと思うけど、同性だけでワイワイやれる環境って
やはり大切なのかな~と思う。特に男は義理堅いとこあるしね。
(別にアフロだからどう、っていう話ではないのね^^;要は人間性)