「“業”」監督失格 "Auggie" Wrenさんの映画レビュー(感想・評価)
“業”
心の一番 柔らかい部分の、更にまた純粋で脆い部分。良くも悪くも、本気で刺激し合った者達だけが溺れ得る、喪失に対する“抵抗”と“受苦”の暗黒の海。決して癒えない傷を「どう自分自身取り込んで行くのか」。
足を踏み入れ、引き摺り込まれた人間は その痛みと やるせなさの過程に、絶句するに違いない。
そして その苦行を乗り越え、自ら“業”だと信じる世界へと帰って来た平野勝之監督。
“業”は、人を蘇させるのか。はたまた、“業”に、人が取り憑かれているだけなのか。
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