劇場公開日 2011年10月1日

「熱血だけどだんだんと粗くなってくる物語とちょっとくさい演出」DOG×POLICE 純白の絆 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0熱血だけどだんだんと粗くなってくる物語とちょっとくさい演出

2013年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

総合55点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:55点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 戸田恵梨香の説明的でやや棒読みな科白は好きになれなかったが、市原隼人はこういう熱血漢をやらせればとてもはまる。でも鉄骨の下敷きの後で犬に語りかける部分などはくさい。熱血な物語だけど演全体に出はちょっとくさいかな。

 犯人を見つけるために主人公は拳銃を撃つ場面がある。だけど厳しい制約がある日本の警察で、拳銃を警官がそんなに簡単に撃っちゃあいけない。それに日本人は拳銃に慣れていないから、近くで拳銃を撃つ音がしても何が起きているか理解出来なくて多くの人が反応しないんだそうです(実際そういうことがあったみたいです)。あるいは近くで拳銃を撃たれているなんていうことを、そんなことがあるわけがないと思い込んで認識をしないらしいです。そんなわけで納得いかない場面でした。
 いきなり立派な爆弾犯になって片っ端から爆弾仕掛けて警察に挑戦しはじめる犯人像の設定も今一つだし、最後の場面は急展開で都合がいいし、物語はけっこう粗い。前半の転属になって犬と四苦八苦しているくらいは良かったのだが、その後の犯罪が絡んできた後の展開が徐々に悪くなってきて、素直に良かったと思うには物語と演出が一歩足りない感じ。

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Cape God