「正月特番並みの」ミート・ザ・ペアレンツ3 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
正月特番並みの
豪華顔ぶれ。 演出する人たちは スポットを当てるのも、俳優陣の“そこそこの演技”にも かなり気を遣って撮ったんじゃないでしょうか。 仕上がりは、年明けにソファーでのんびり鑑賞するのにちょうどいい作品 という感じでした。
愛妻パティと 2人の子供に恵まれ幸せな毎日を送っているグレッグ・フォッカー(スティラー)は、ある日 仕事で出会った元看護士の女性アンディに、男性用精力剤のスポークスマンになって欲しいと 打診される。 子供たちのバースティ・パーティの計画と、家族の問題と、仕事に翻弄されるグレッグに 天敵の義父ジャック(デ・ニーロ)が「浮気」疑いをかけ……(作品情報より 一部抜粋)。
主人公のグレッグ・ゲイ・フォッカーを演じた ベン・スティーラー。 全然好みじゃないけれど、彼の演技は 大好きです。 ロバート・デ・ニーロ相手に “振り回される婿殿”を好演。 余談ですが、慈善活動にも力を入れているベン。 BVLGARIのsave the childrenでは セレブレティをリードして、子供たちを救うため 頑張っていました(カッコいい!)
義父のジャック・バーンズを演じた ロバート・デ・ニーロ。 今回はデ・ニーロ・キャラ全開! 一瞬、「どーよのテルさん?」と思うくらい、デ・ニーロでした(笑) 体当たり演技も、疲れが見える 御年67歳! どーよ。
グレッグを惑わす女性・アンディに ジェシカ・アルバ。 可愛い~! ジョークがウケない~!(笑) 『マチェテ』のセクシーが残っていたら、もっと演技に メリハリがでたかも。 ハケ方も雑で、ちょっとカワイソウな扱い。 まぁ 華添えてましたよ。
グレッグの父ちゃんに ダスティン・ホフマン。 ちょっとズレてる父ちゃん、セビージャでフラメンコを舞う(私もフラメンコしますが、あんな動きはないです、笑) ちっちゃいけど、存在感たっぷり。 コメディの部分では デ・ニーロよりホフマンが 上いってます。
グレッグの母ちゃんに バーバラ・ストライサンド。 彼女もシェールと同様、年齢不詳・魔女みたいです。 ちょい役ですが、こんなノー天気な母ちゃん、自分の親なら ぜったいイヤだけど 人の親なら笑えるって部分が しっかり描かれてました。
グレッグの恋敵で親友?のケビンに オーウェン・ウィルソン。 前回は 『幸せの始まりは』でガッカリさせられましたが… 今回もキャラが定まらない役どころで、恋敵なんだけど “そんなに心配ない”って感じで… 居なくてもよかったです(言いすぎ?苦笑) 『アルマゲドン』の時は良かったのになぁ… がんばれ、オーウェン。
ジャックの妻・ディーナを演じた ブライス・ダナー、グヴィネス・パルトローの実母です。 デ・ニーロさんと同い年(67歳)ですが、めちゃくちゃキレイ☆ 破天荒な夫を やさしくなだめる妻(ママ)を好演。
個人的に注目してるのが、グレッグの息子・ヘンリーを演じた コリン・バイオッキ(と読むのかな?) パパたちのバトルがメインのお話なので、ちょい役の彼ですが ぷっくりの丸顔が愛らしく ベンと本当の親子に見えて可愛かったです。
福袋感覚(期待せず見たら、結構よかった)で鑑賞するなら 劇場でもいいかもです。 中笑いで、年初め☆☆☆
P.S. エンドロールのYouTube (video)も お見逃しなく!!