さくら、さくら サムライ科学者 高峰譲吉の生涯のレビュー・感想・評価
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日本の誇るべき偉人伝
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邦題にさくらとあり、劇中でも刺繍や皿絵など出てくるが、東京市が贈ったポトマック川沿いの桜が高峰博士の尽力によるものだったのは初めて知った、日本とアメリカの懸け橋になろうとした博士の崇高な志が胸を打ちます。
稀代の科学者として数々の業績を上げているが彼の唱えた実業実利の精神は支援者でもあった渋沢栄一とも相通じる日本の近代産業の礎を築いた基本理念でしたね。
NHKの大河ドラマになっても描ききれない波乱万丈の半生、映画でも晩年のアルミ精錬や水力発電、黒部鉄道などは省かれているものの、氏の実に多才な業績を知り圧倒されました。どこまでが事実に基づいているかは分かりませんが演出もシリアスで役者陣の好演もあり素晴らしい感動作に仕上がっています。
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