「出た!スーパーステレオタイプ映画」ロック わんこの島 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
出た!スーパーステレオタイプ映画
2000年、三宅島の噴火で離れ離れになってしまった家族と愛犬ロックの絆を描いた感動わんちゃん映画。
実話、子役、動物、家族愛、TV局…「なくもんか」で皮肉ってた要素がてんこ盛り。
お涙頂戴見え見えの演出、オーバー演技、あざとく感情を揺さぶるナレーションと音楽…出た出た、このステレオタイプ。
いくら当時のニュース映像を挿入しても、実話なのに全く実話っぽさを感じられない安っぽいドラマ展開は痛い。
復興エールなら、「ヒミズ」の“頑張れ!”の方が胸に響く。
この映画、天皇陛下もご覧になられたそうだが…全く感動出来ず、色々と残念。
まだ「星守る犬」の方が重みがあったし、実話+子役+動物なら「マリと子犬の物語」の方が素直に感動出来た。
でもやっぱり、わんちゃん映画なら「ハチ公物語」が一番だね。
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としぱぱさんのコメント
2014年11月5日
近大さん、こんばんは。
私も観ました。
残念の一言。
これじゃあ被災者の人々は
ちょっと浮かばれませんね。
色々と詰め込んで結局、カラーが
薄れた典型的な、作品でした。