「めんどくさ」アンチクライスト しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
めんどくさ
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この監督の撮る映画のオンナ、みんなめんどくさ。
いきなりオープニングがらめんどくさい映像で神秘的だろ?と言わんばかりの鼻で笑いたくなるような映像が5分くらい続く。
引っかかってはいけません。いい訳みたいなモンなんで。
心を病んだ妻を一番恐ろしい場所で、その場所を克服することで立ち直るというセラピスト。へえ、オレ分かんねえや。
ところが妻は恐怖を克服したと同時に、騙し騙しで生きてきたことにも理性のタガが外れ、開き直りの頂点に達する。おーなんか分かるぞ。
オレはキリスト教のことなど全然分からねえ。
しかしアオカンをすれば達する境地はある。
アオカンの境地。
自然との融合、理性への背徳心が、エクスタシーに達したあと襲ってくる。
精神は実にバランスがとり難い。(ほかの人は知らん)
自然は悪魔、オンナは悪魔だという、魔女狩りの論文を書いていた妻の達する境地は実はそこからでも理解しようと思えば出来る。
キリストを演じたことのあるデフォーにセラピスト、ふしだらなヤツの娘ゲンズブールに「オンナは悪魔」とおっしゃるこのオンナ。
その境地をこの役者2人に演じさせたことが内容どうたらよりもまず非常に面白かった。
内容?エロというんはちがうなあ。
自然の中でのエロはヘンリー塚本氏にまかせておけ!
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