「定年マシンガンチーム」RED レッド ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
定年マシンガンチーム
最初、REDって何だろう…?って。
RED(=RETIRED EXTREMELY DANGEROUS)なんだけど
あの顔ぶれからして、ハゲとか年寄りの隠語なのかと
大変失礼なことまで想像してしまったのだが^^;
そんな期待を毛髪と共に吹き飛ばし!大暴れしてくれた。
まぁどう見ても、ブルースなんか若いんだけどねぇ。。
スタローンがあれだけ大暴れしたもんだから、
(知事はおいといて)今度は俺がやるか!といわんばかりに
ブルースおじさん大活躍!なんだけど、もう彼がこんな役を
やるようになったなんて、かなり身に沁みるわぁ…。
こういう作品を観ると、とたんに自分の歳周りまで実感して
しまうから、とってもやるせない^^;まぁ仕方ないんだけど。
観比べてみるとエラく単純だったスタローン製よりも、
こちらはかなりひねりが効いていて、設定にもクセがある。
とりあえず皆元スパイなんで、頭はいいし勘も動きも鋭い。
さらに殺傷能力は衰えていない^^;から、けっこう本気で怖い。
「キックアス」の少女と、こっちのジジィと、どっこいどっこい。
そこで、ウィリアム役のK・アーバンが惹き立つ惹き立つ♪
私にとって永遠のエオメルである彼が^^;まぁ~出るわ出るわ
こんなに嬉しい作品も久しぶりだったな。うわっはっは。
さて…。エリザベス女王も演じたことのあるH・ミレン。
なんでもやるんですね、この御方も^^;素晴らしい。そして、
今作はこういった女性の描き方もエレガントで、とても上品。
ヘレンは元ソ連の工作員と恋仲で、実は…というエピソードも
洒落ているし、主人公の巻込み相手役M=ルイーズ・パーカー
は歳甲斐もなく素直で可愛い(爆)まさか自分の家にあの年金
ハゲが上がり込んでくるとはねぇ^^;
銃器にトチ狂ったマルコヴィッチは普通に彼らしく^^;
モーガンだけはちょっと可哀想な扱いだったけど、
R・ドレイファスも憎きクソジジイがよく似合っていた。
しかし一番の生き残りはE・ボーグナイン、ビックリした。
まだ生きてたんだ!?ってか顔が全然変わってない!?
一度観たら忘れられないあの顔。「マーティ」が懐かしいv
考えてみると生きた化石^^;を扱った(過去の歴史を含め)
あぶりだし映画みたいな作品だったのね。いや、なかなか。
(まず襲われるのがクリスマスの設定なのね。やっぱり~)