劇場公開日 2010年10月16日

「宮藤官九郎さんが演出の新作歌舞伎を、シネマ歌舞伎として映画館で鑑賞。」シネマ歌舞伎 大江戸りびんぐでっど naomiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 宮藤官九郎さんが演出の新作歌舞伎を、シネマ歌舞伎として映画館で鑑賞。

2025年7月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

驚く

斬新

寒いよ〜、臭いよ〜、干物くさやの兄弟が喋る場面から始まります。
並んで干されているのは、七代目 松本染五郎(現在、十代目 松本幸四郎)さんと四代目 片岡亀蔵さん。
二代目 中村七之助さんがくさや売りのお葉さん。

二代目 中村勘太郎(現在、六代目 中村勘九郎)さん、十代目 坂東三津五郎さん、十八代目 中村勘三郎さん、などなど当時の姿が懐かしい。

ゾンビ(存鼻)は、よく観るとグロテスク。
踊りは、謎のゾンビダンス。
音楽は、向井秀徳の歌声が耳に残る。

話は、ゾンビの派遣を始めることになるとか、安く使われ生きている人間の仕事が減るとか、和尚が実は死神だとか、橋が大変なことになるとか、展開していきます。

賛否両論あるかと思いますが、私は嫌いでは無いです。
歌舞伎も演劇も舞台で演じるのだから、同じ延長線上にあると思う。
映画とはまた別物かな。

奇抜な演出の歌舞伎を映画館で観たら、上映中の「国宝」を再度観ましょうと話がまとまり、その日に映画を二本鑑賞した、気の合う友達との良い思い出が出来ました。

naomi