劇場公開日 2011年7月9日

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「哲学と道徳教育との違い」ちいさな哲学者たち カメさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0哲学と道徳教育との違い

2019年10月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.9
3才から5才の子供たち。偏見がなく、またある意味では偏見の塊のような彼等。そんな子供達が哲学について考えるなんて、とても興味深い題材のドキュメンタリー。
わたしの小学生時代は、道徳の授業が週1回だけ設けられており、現代の日本では、道徳がさらに教科としての位置付けに考えられている。他者とどう向き合うべきかの道徳と比べ、哲学は自身とどう向き合うべきかの学問であると感じ、日本教育との差が見受けられ興味深い。
本作の子供達は、その無防備な脳に哲学をぶつけられ、今まで動いていなかった別の脳の回路が転がる様に動き出し、自身のコトバで物事を考え判断する様になっていく。素晴らしい授業だと思うし、大人達も教えられる事が多々ある作品だ。

カメ