ありあまるごちそうのレビュー・感想・評価
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【第一次産業の合理化により、世界の食物供給の流通は変わり、貧困層と富裕層の差が拡大していく現代食物供給の姿を描いたドキュメンタリー作品。】
- 今作は、2005年のドキュメンタリー作品である。工業製品のように飼育されるニワトリなど、次々と明かされる食料供給の実態は衝撃的。多角的な取材で、飢餓や貧困などの問題も浮かび上がる事が描かれているが、2022年の現代、当時と何が変わったのか・・、を考えさせられる作品。-
・大型船による漁業の乱獲が問題となっているフランスのブルターニュ地方。沿岸業業者の取る魚と遠洋漁業で採れる魚との鮮度の違い。
・遺伝子組み換えのナスが大量生産されるルーマニア…。
・3000㌔を越えて供給される、交配種のトマトを代表とした野菜。
<今作を観ると、私たちの食卓に並ぶ食料供給の実態を探ると、様々な問題が見えてくる。
が、当時と現代と何が変わったのか・・。
世界最大の食品会社ネスレ重役へのインタビューなど、当初、取材を拒否した人々を説得して得られた証言は貴重、とあるが、もう一歩突っ込んで欲しかったかな・・、とも思った作品である。>
食に関する意識に変化が生まれる!
工場生産化されている食肉用・牛豚鳥・これらの家畜は普通では動物であり、命或る生き物なので、自然に成長させるのだが、工業化されて生産されている家畜達は、成長促進薬などを投与され、自然の飼育より何倍も速く成長し、生育状態も大きくなる。その薬漬けになった食肉を長い間をかけてもし、人間が食べて生活をして生きていくのなら、この食肉を食べていて、健康を維持出来ていたら逆に不思議なくらいなのだ。
ベルトコンベアーで流れる様に飼育される食肉用家畜たちのシーンを見ていると、それは正に、生き物ではない無機質な命のない物体にしか見えない。
よく一般に食品工場で食品を生産しているシーンを見てしまったら、もうその食品を食べる気力は無くなってしまうと言うが、これは、食品加工の前の、原材料に当たる家畜や、野菜の生産自体がどのように行われているものかを取材した映画なのだ。
食肉用の家畜ばかりではない!野菜もしかりである。
野菜も農薬漬け生産ライン化していて、科学肥料をテンコ盛りで生産しているわけだ。
野菜だから、安心・安全とは全く言えないのだ。
平成22年度調べによる我が国の食料自給率は39%だと言う。6割を輸入で賄っていると言う計算になる。
数年前に外国産の餃子に異物混入品があったと言う事件に代表される様に、事故が起こった時にも外国産の食品は生産課程が解り難い為に、安全性の確保と言う点に於いても、責任の所在が薄れるし、リスクが高くなるのである。
食糧自給率が低いと余計に、原材料や、生産課程が不明な原材料で精選された食品を輸入しなければならなくなると、それだけ安全性は、遠のくのだ。
こうして我々一般人は、リスクの高い食品を日々口にしていると言うわけだ。
食料自給率とは、国内の食料消費が、国内の農業生産でどの程度賄えているかを示す指標のことだが、全体の食品として自給率として数字を見るが、各食品ごとにはもっと詳細に、消費の何パーセントが国内生産されているか詳しくみる事も可能だろうが、一応食料自給率の高い国がどれ位なのかを以下に記しておきます。この映画をみると食品に関する思いが根底から揺らぎ出します。本当に勉強になりますよね。
併せて「フード・インク」「いのちの食べ方」と言う映画もあります。こちらの2本の作品も観ものです!
オーストラリア 173% イタリア 63%
カナダ 168% スイス 54%
アメリカ 124% 韓国 44%
フランス 111% 日本 39%
ドイツ 80%
イギリス 65% (平成22年発表)
尚、これ程我が国の食料自給率は低く無いと言う説もあるが、国の発表を信じるしか無い。
訴えるものがない
『フードインク』と並べて、食の社会見学シリーズ第2弾などとして売っているようなので、レンタルしてみてみた。
食糧の大量廃棄などの問題を扱っているのだが、見ていて辛い。長々と同じような映像を流していて、テンポが悪い。行間をかなり深読みしないと、何を言いたいのか分からない。見ていて眠くなってしまった。
『フードインク』と並べると、お互いかわいそうになる映画である。
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