ラスト・ターゲットのレビュー・感想・評価
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アレ?確か「アメリカン」ってタイトルの映画を見たハズなんだけど…?
夏公開された「プロメテウス」は散々叩かれた。
日本の配給会社の宣伝ミスによって。
この「ラスト・ターゲット」も似たようなものだろう。
原題は「アメリカン」。
なのに付けられた邦題は「ラスト・ターゲット」。
B級アクションに百回は付けられたであろうチープなタイトル。
このタイトルからバリバリのアクション映画を想像するが、全然違う!
実に淡々としたサスペンス・ドラマ。
ジョージ・クルーニーの渋い演技とイタリアの田舎町の美しい風景が印象的な、どこか悲哀も感じる作風。
アクションを期待した人は肩透かしを食らうだろうが、作品には何の罪も無い。
秋にはピッタリのじっくりタイプの映画だ。
このタイトルのせいで、旧作になったらアクション映画の列に他のB級と共に無造作に並べられるんだろうなぁ。
何だか気の毒…。
相手役の女優がとても色気漂う美人!
ビオランテ・プラシドというらしい。
まるで植物怪獣のような強そうな名前だ。(笑)
結局‥映画をズタボロにするのは‥いつも日本側配給会社‥
映画が‥芸術作品か?経済商品か?は‥様々な議論分かれるトコだろうが‥
この作品への‥日本側配給会社の敬意の無さに‥
俺はただただ腹が立つ(`曲´#)
現題は/ザ・アメリカン
邦題は/ラストターゲット
ヒューマンドラマで有るハズだが‥売り方は→[ジョージクルーニーがスナイパーに!アクション映画だよ〜!]と???
●小さな嘘と贈り物‥
●トークトゥハー‥
●エレジー‥
↑映画への配慮や敬意を欠く関係者達が‥いつも映画をダメにする~ヽ('ー`)ノ~
【1人の男のヒューマンドラマ】
『‥アクション映画では無いし/Gクルーニーらしさも無い‥
ついでに言うなら‥
ハリウッドらしさも無い!』
映画への下準備?観る用意?をさせてくれなかった日本側配給会社/関係者へ‥
俺はただただ怒りを覚える(`o'ヾ
☆評は‥
DVD100円水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒②★★
モ、1回見たい度⇒②☆☆
オススメ度⇒②♪♪
デートで見る度⇒①◎
観る相方o(^o^)o】‥映画偏差値や経験値は高めだと思う‥
それでOKなら‥カノと観ても良いかも?
観た後のお店】イタリアンな定食屋?
観た後の飲み物】モンテプルチアーノ(o^o^)oY
観た後の食べ物】チーズペコリーノ‥
秀作になる可能性が高かっただけに‥
いろんな意味で残念だヽ('ー'#)/
短調のクラシックを聴いてるような映画
原題は『THE AMERICAN』
ジョークも言わないアメリカン。
彼はヨーロッパで“アメリカン(よそ者)”として浮いていたけれど、“アメリカ人だから”じゃなく、殺し屋家業を選んだゆえどこにいても何をしててもその疎外感から解放されることはない。そんな男の哀愁歌のようなお話でした。タイトル旨い!
殺し屋だし銃撃も出てくるけれどこの上なく“静”の映画。
雪景色、静寂の中で続けざまに三人を撃つという掴みでグッと興味を引き付けられて、その雰囲気がそのまま作中に流れます。
BGMも最小限。実際はそんなことないかもしれないけどそう感じるほど静か。だから必然的に色んな“音”に意識が行って緊張感が高まるし、たまの主張のあるBGMは効果的にドキドキハラハラ気持ちを盛り上げてくれる。
ヨーロッパの美しい景色やG・クルーニーの大人にしか出せないセクシーさやヨーロッパの綺麗な女優さんたちの魅力も相まって静かすぎるほど静かな映画だけど、退屈するわけじゃない。肌に合う合わないはわかれると思うけど私はこういう雰囲気好きです。
一番の退屈しない理由は、矛盾というか謎の多い行動に“孤独”以外の主人公の心がみえてこない、ということ。(孤独感は完璧!熟睡できない仕事なんてイヤ!!w) 彼だけでなく周りの人の心中も。だから知りたくなる。この作りはすごく上手だと思う。のに…
説明しすぎな映画は嫌いだけど、この締め方はちょっと「ご想像にお任せします」が過ぎるかなぁ。“大人の味わい深い映画”から一転しちゃって、なーんだ残念というガッカリ感が。それとも深すぎてまだ私にはわからないのかな。
最後の車内の葛藤や蝶々なんかはすごくいい演出だと思うんだけど、今まで意識的に影の部分ばかりに焦点を当ていたのでこっちも全ての登場人物に対して半信半疑でみていたから、そこまで感情移入しきれていなかったしいまいち心が揺さぶられない。
“謎”の部分の展開も、ミスリードなんかがあるわけじゃなく普通に観てたら想像できる範囲で動いて少し物足りない。唐突に消化していくのでクライマックスで盛り上がり所だろうに「あっそうだったの」とちょっと温度低めで観てしまいました。それでいて謎は謎のまま。
でもなにこの監督!駄作!となるわけじゃなくて、嫌いになれず他の作品にも興味がでてしまう不思議な作品でしたw
ジャック=米国に見える
殺しを生業にする男・ジャックが何者かに襲われる。
襲撃者を始末するが、正体の発覚を恐れたジャックは関係のない女も殺してしまう。
その後、組織の指示でイタリアの田舎町に身を潜めることになるのだが・・・。
そもそも、なぜジャックは襲われたのか?
襲ったのは何者で誰の指示だったのか?
カステル・デル・モンテの石造りの建物や入り組んだ階段、人との交流といった情景を丁寧に描きながらも、忍び寄る襲撃者から逃れるサスペンスの色合いを散りばめ、もたつくでもなく先走るでもなく適度なテンポで緊張の糸を引き絞っていく。
とくに、ひとりふたりと出ていき、ジャックひとりだけが店内に残されるドライブ・インのシーンは、ぐっと息を呑んで見てしまう。演出が上手い。一本取られたという感じだ。
物音ひとつにも緊張してろくに安眠できない日々のなか、娼婦のクララに癒しを求めるようになっていくジャック。殺し屋としては歳がいってしまった、背中に蝶のタトゥーをもつ男の哀愁挽歌。
この映画、一見そう見える。だが待てよ。原題「The American」はイタリアの片田舎での“よそ者”という意味か? 違うような気がする。
欧州から見たジャックはアメリカ合衆国そのものなのではないだろうか。
武器を造り、その武器を使う国。
武力は敵を作り、報復と称したテロの脅威に戦々恐々とする日々。
ジャックとアメリカという国の現状が重なる。
映画は、サスペンスの形をとってはいるが、ジャックが襲われた理由も、ジャックを襲った犯人も、どちらも作者にとってどうでもよかったのではないか。
ジャック=アメリカひとりに、いい思いはさせない。ひとりだけ甘い汁を吸おうたってそうはいかない。
そんな風に見えるのは思い過ぎだろうか?
静かで渋い
内容はイマイチでしたが、ジョージ・クルーニーの渋い演技と格好良さが際立った作品。
黙々と銃をカスタマイズしたり、ライフルの射程、減音装置やら・・・銃弾の中に水銀をつけたり・・・と職人気質の対応も面白く、試射風景も興味深かったです。
スケールの小ささが魅力
世界の片隅でひっそりとこんな殺し合いが行われているのかもしれないと思わせる作品としてたたずまいがいい。武器の自作、自宅での筋トレなど静かに燃える場面だった。クライマックスのサスペンス性もよかった。
掴みはいい
始まり方はよかった。長いトンネルを車で走り、ジョージ・クルーニーが照明効果でシルエットのようになる。などなど撮影方法は文句なし。
しかしストーリーにあまり中身がない。あまりストーリーに期待をして見ない方がいい。
だがジョージ・クルーニーのファンなら楽しめる。本人も制作に加わっただけあっていつもとジョージの様子が違う。まず、演技中はほとんど笑わず、いつも真剣な表情。ジョージ・クルーニーを見るには最適だ。
クルーニーの新境地?それともただのミスキャスト?
この映画を観終わった後“あ~終わってよかった”と思いました。本当に長く感じました。ジョージ クルーニーが好きな俳優のうちの一人として期待していた作品だっただけに本当に残念です。クルーニーは新たな新境地を開拓したかったのでしょうけど結果的にはこの役はミスキャストでありこの作品は駄作です。
この作品に明確なストーリーはありません。あるとすれば、イタリアでカメラマンとして生活していた男がそこで最後の大仕事をするといった感じでしょうか?
まさかジョージ クルーニーの作品に対してこんなことを言う日が来るとは思いませんでした。この作品を一言で表現するとシリアスというよりダークという言葉がふさわしいと思います。これまで「シリアナ」や「フィクサー」でシリアスな演技を魅せてきたクルーニーですが、今回はそれ以上にダークで無表情でなんとも言えない感じでした。私はミスキャストだと思います。ダニエル クレッグがやるのならわかりますが、クルーニー・・・って感じです。
その上もっと残念なのが存在感のある脇役が神父さん以外一人もいないということ。まだ「シリアナ」ではマット デイモンやジェフリー ライト、「フィクサー」ではトム ウィルキンソンやアカデミー賞を受賞したティルダ スゥイントンがいましたが、だれもいません。そして、なんと言ってもあのスローペースな展開力。これは完全にアントン コービン監督の責任です。
まあ、こんな感じでしょうか。新境地にチャレンジしたクルーニーでしたが、完全に失敗してしまいました。まあ、彼も人間だということなのでしょう。次回作はあのアレクサンダー ペイン監督とタッグを組んだ作品の全米公開が控えていますのでそちらを期待したいです。
深いのか…
ジョージ・クルーニーの最近の作品、フィクサーあたりから難しい作品に出演なさることが多いような気がします。
しかし、映画好きの方は一度見ていただきたい作品です。
孤独な元殺し屋の愛、葛藤などを描いています。
一度過ちを犯した殺し屋の世界の精神的葛藤を見事に演じています。
激しいアクションシーンやサスペンスを期待されている方には少し期待外れかも…しかし、一度はオススメの作品です!!
渋い
好みが分かれる作品です。 個人的には、きらいじゃないけど 一回でいいと思わせる内容(エンディング)でした。 単調な日常のシーンと、戦い・銃撃のシーンが クラッシック音楽を聴いているように強弱をつけて 流れていきます。
スウェーデンで仕事を終えた殺し屋ジャック(クルーニー)は、最後の仕事として イタリアの小さな村へとやってくる。 カメラマンとして生活しながら 村の神父・ベネデットや 美しい女性・カルラと交流するジャックだったが、やがて彼の命を狙う殺し屋が村に現れ…… (作品情報より 抜粋)。
主人公・ジャックを演じた ジョージ・クルーニー。 確実に中年(男)になってますが、やっぱり色っぽい・*★。 今回は彼の “殺人的笑顔(キラー・スマイル)”を拝むことはできません (あしからず)。 常に不安と戦っている・心に影があるジャック。 唯一 無になれるのは銃をいじってる(作ってる)時。 と言うわけで、ストーリーも演技も 「渋い」。 ドキッとするシーン場面や、(効果)音で引きつけられるシーンもあるけれど 一瞬でまた同じリズムに戻ってしまう感じ。。 製作にも参加した ジョージの趣味にも思えます。
キレイな女優さんが 多数出演していました。 が、皆さんヨーロッパ圏の方々(スウェーデン、オランダ、イタリア)で 馴染みの薄い面子。 その中でも個人的に好きなのが バイオランテ・プラシード。 小さな村の娼婦・カルラを演じています。 とーっても美しい・*☆。 ジョージとのベッド・シーンでも 堂々とした演技。 イタリア語も セクシーでした。
ポスターも出演者も 舞台となったイタリアの村も、渋い。 渋すぎて切なくなってしまうシーンもあります。 出演者がすくないところが、ストーリーをリアルに見せてる感じもします。 冬の寒空、ジョージが表現する【孤独と葛藤】を 鑑賞してみるのもいいかも☆★
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