「人生まんでもあり!」人生万歳! xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)
人生まんでもあり!
皆さん、こんにちは(いま12月13日8:55頃です)
邦題の「人生万歳!」なんかダサいと思いませんか。
原題は「Whatever Works=なんでもあり」ということらしい。
そうなんですね。
ウッディアレンが、ひさしぶり現代ニューヨークを舞台にした、
映画はまさに「なんでもあり」。
科学や哲学、POPカルチャーなんてエッセンスを盛り込みつつ、
この映画は「なんでもあり」の恋愛関係がおもしろい。
皮肉屋、偏屈者の老人と田舎から出てきた朴訥な娘の恋。
アーティスト気取りの母親とその理解者の男ふたりの3人関係。
一見優秀なビジネスマンのような南部の父親と男の恋愛関係。
どれもちょっと変に見えるかもしれないが、なりゆきというか、
その場の出会いというものが、その関係を決めていく。
ありそうなことなんですよ。とくにニューヨークという場所では。
触媒というのか、化学反応を起しやすい場所なんですね。
だけど「人生は運しだい」というのが、テーマらしいが、
その関係もどこまで持つのかというのも「運しだい」である。
それが証拠には、朴訥娘はやっぱり若いハンサム男に、
皮肉屋老人も、ふられたそばから、新しい関係が生まれた。
はじめのうちは、少し違和感のあったウッディアレンの世界にも
なじみ始めたんですね。僕としても。
そうそう、僕の目当てだったエヴェンレイチェルウッドはどうだったか。
アレン監督の台詞長廻しにも十分対応して、キュートさいっぱい。
そうだな、ニコールキッドマンの「奥様は魔女」みたいに、
甘酸っぱいような、柑橘系の魅力を魅せてくれました。
可愛いかった!!
次の作品がもう期待されます(笑)
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