劇場版BLEACH ブリーチ 地獄篇のレビュー・感想・評価
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原作者(久保 帯人)が製作指揮を担当した傑作
劇場版 第4作。これまでの3作とは、動きも構図も迫力もギャグ感も、雲泥の違いを感じます。
『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年公開)の原作者(尾田 栄一郎)が製作総指揮を務めて大ヒットし、アニメ映画の成功パターンを掴んだのかもしれません。『BLEACH ブリーチ』の原作者(久保 帯人)も製作指揮を担当した今作は氣合が入っています。
特に色が芸術的で、見惚れているうちに あっという間に時が過ぎてしまいました。
『ONE PIECE』のロロノア・ゾロ役を務めている中井 和哉さんが、オリジナルキャラクターの黒刀(コクトー)の声をあてていて、有名な古谷 徹さんがオリジナルキャラクターの朱蓮(シュレン)の声をあてています。特徴のある個性的な二人の声に、主人公の黒崎 一護役の森田 成一さんが、ちょっと無個性に感じましたが、癖が無いというのも魅力のひとつだと思います。
2025年の今観ても見劣りしない劇場版クオリティです。
実写に比べれば神
久保帯人監修だけあって、話の内容がスタイリッシュ。
映画オリジナルキャラのコクトーとは「妹を持つ兄」という共通点を一護に持たせ、信用させておきながら実は……
といった内容も、コクトーの独白を聞くと「何も護れなかった一護の姿→コクトーの現在」で表されてるのがアニブリあるあるでこういう展開好きだよね感。
地獄を下るシーンで一護が転んだ箇所が黄泉平坂なのかな。無機物→水鏡→黄泉平坂→業火って閻魔経なのか古事記なのか世界観統一してほしかった点で星マイナス。
織姫の正妻感がすごくて、この頃には原作の結婚ENDが決まってたんだと思うと感慨無量。一護と織姫のシーンが少年誌ってか青年誌のカップルなんだけど、関係性に納得出来て綺麗な送り出し。
森田成一は本当に演技上手くなったなあ。
初めて見ました。
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