「幸せっていうヤツには、適度な距離が大切」ラブコメ shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せっていうヤツには、適度な距離が大切
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映画「ラブコメ」(平川雄一朗監督)から。
予想外と言ったら怒られるかもしれないけれど、
タイトルと違って、私好みの素敵なラブストーリーである。
気になる一言は、主人公の二人の会話ではなく、
脇役というべき、人気声優の西島が、
彼に好意を抱く花屋とキャバ嬢のアルバイトをかけ持つ涼子に、
口説きながらも、しみじみ語る会話の一節。
いつも夫婦としてベッタリくっついていた時よりも、離婚してみて、
以前より離れて相手を見ることにより、
なぜか相手が好きになった・・と告白した台詞である。
「好きとか嫌いって言う気持ちよりも、幸せっていうヤツには、
適度な距離が大切なんだって気付いたんだよね」
う~ん、この距離感って、なんとなくわかる気がする。
ペアルックを着て、手を繋いで歩いている若い二人よりも、
離れていながらも幸せそうに歩いている熟年夫婦はいるし、
「愛している」と言い合っている二人より、
「大切にする」と言い合える二人の方が、幸せそうだから。
P.S. (ちょっと気になって、笑ってしまったフレーズ)
「自分とは関係ないところで、
幸せになって欲しい部門1位なのよ、美晴君って」
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