28 1/2 妄想の巨人のレビュー・感想・評価
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押井監督作品の中でも特に押井愛をためされる作品
まずこの映画は舞台劇『鉄人28号』のメイキング兼ストーリー映画となっています。
Wikipediaの情報によると「どうせメイキングを作るならドキュメンタリーにして舞台演出をしながら映画が撮れれば面白いと思って作った」と語っているそうです。
なのでこの映画を楽しむには先に舞台劇『鉄人28号』を見ている必要があります。今ならDVDなどで見えます。
ですが、この映画は舞台劇『鉄人28号』を先に見ていたとしても意図的に分かりにくく作られています。
意図的に分かりにくくしているのですが、この意図的な分かりにくさこそがメイキング映像としては楽しめなくなっており、ストーリー映画としてもメイキング映像としての側面から分かりにくくなってます。
押井監督の名作「トーキンヘッド」が好きな人はギリ楽しめると思いますが一般的な視聴者は振るい落とされるんじゃないでしょうか?
個人的には嫌いになれない作品ですが、メイキング映像なのに主役の南果歩さんがほぼ出てこなかったりサンプラザ中野くん以外の主要人物もほぼ出てこないので星2にします。
ちなみに題名はフェデリコ・フェリーニ監督の名作『8 1/2』からとられています。
面白かったです!
次はアニメを作ってください。
「トルソ」を観に行って、同じ劇場同じ時間にやっていたこっちの方をみてしまった。
今年始め上演された押井守監督の舞台初演出作品「鉄人28号」のメイキング映画。
舞台上に巨大な鉄人を出したり、正太郎少年役に、女優南果歩を起用して話題になった。他には、サンプラザ中野、ダイヤモンド☆ユカイなどが出演。
この映画では、上演までの舞台裏を、現場を撮影する専属の女性カメラマンの目を通して描いている。
押井守監督が失踪して、現場は混乱?…他のスタッフが黙々と仕事してて、毎日通ってる女性カメラマンも失踪に気づいてなかったが。
代わりに、彼女は舞台のあちこちで謎の少年の姿を目撃する。
最後には、上演を観た、押井守監督と親しい関係者たちの容赦ない声がつづくが、本音なのか、演出なのかは不明。
この映画の意図も、つかめなかった。
関係者の一人が言っていた…押井監督はアニメを作らず舞台に逃げた…同感です。
次はアニメを作ってください。
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