「ロマンティック旅情。」ジュリエットからの手紙 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ロマンティック旅情。
映画で知る実際の話、自分にはよくあることなんだけど、
今作で初めて、ジュリエットの生家なるものがあるということ、
そしてそこには年間五千通ものジュリエット宛の手紙が届き、
ジュリエットの秘書なるボランティアが返事を書いていること、
などなどを知りました^^;
いや~この話だけでロマンティック!いたの?ジュリエットって。
こうなったらロミオを探さないとね♪ってそういう話じゃないけど、
今作はそういった恋愛でのロマンティックに浸れるかがポイント。
だって人間は日々、前を向いて生きているので、そりゃ50年前
の恋愛に身を焦がし浸りたい気持ちはあれど、そうはいかん!
っていう人も多いと思うのだ。あまり人生回り道はしたくないけど^^;
巡り巡って素敵な恋愛に出逢えることもある、というラブストーリー。
A・セイフライドファンのみなさま、お待たせいたしました!という
(男性陣にかなりファンが多いようで)色白ナイス身体の彼女ですが
けっこうカエル顔してますよね。私から見ると普通にカワイイ系かな。
この彼女の演技がなかなか良いvマンマ~!のうるさいお母ちゃん
とは打って変わり^^;静かなオバア…じゃない淑女のレッドグレーヴ、
彼女を相手に遜った受けの演技に徹しています。すごくイイ感じ~。
本筋がこのオバア…じゃない淑女の50年前の恋愛を辿る旅なので、
彼女とその孫(嫌味なヤツかと思いきや、イーガンはイイヤツ!?)
がそれを応援する形で付き添い、更には自分たちも…という展開。
ありがちなんだよな、これがまた♪と思えないこともないですが^^;
ロマンティックが止まらない!を満喫しながら終盤まで楽しめます。
おっと忘れてならない男性陣。
今回のガエル君は…アテ馬でしたねぇ^^;イタリア狂いの婚約者役。
自分の「好き」に忠実なところは私的に素晴らしいことだと思うので
いいのですが、結婚となれば相手に合わせて変わることが大前提。
思いやりなくして共同生活は成り立たないのだ!彼、彼女のことは
常にそっちのけ、なんですもんねぇ。あれじゃあかわいそうすぎる。
婚前旅行ですべて別行動!なんてそこからして何かおかしいでしょ。
まーだ、嫌みばっかり言ってちょっかい出してくる(これもどうかと)
男の方が見込みあるってもんです。これってつまり、あれですよね?
小学生の男の子が好きな女の子をいじめる、っていう。うわ~青いv
イーガン、いい味出してました。
そして淑女のお相手…がF・ネロ。ってどうなんですか!?この二人。
どうもお似合いだと思ったら、現・夫婦じゃないですか!おーい(汗)
しかも馬にまたがって(マカロニらしく)登場って…チトやりすぎでは。
これを観て、過去の恋愛を再燃させるぞ!なんて張り切るお年寄りが
激増したらどうするつもりなんだろう…って、考えすぎ^^;
もう設定から内容からキャスト風景に至るまでロマンが止まりません。
ジュリエットが悲劇の主人公だなんて、とても信じられないほどです。
これでまたジュリエット・レターを出す人が増えるような気がしますが。
(お約束のバルコニー、いいですねぇ♪松田聖子だと渚のですか?古)