「一誠以貫之」日輪の遺産 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
一誠以貫之
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映画「日輪の遺産」(佐々部清監督)から。
作品の中に出てくる「掛け軸」や「色紙」に書かれた
「禅語」などに異様に興味がいってしまう私だが、
今回は、選択に迷った。
本来なら「幽窓無暦日」(ゆうそうにれきじつなし)。
「監獄の中に月日は流れない、使命という監獄に耐えよ」
物語を忠実に表現した言葉であると思うが、
そのほかにメモしたのは、少女たちがしていた鉢巻、
「七生報國」の文字。
「七回生まれ変わっても、国のために尽くす」の意。
しかし私が迷った挙句、最後に選んだのは、
陸軍省の会議室に飾ってあった書。
「一誠以貫之」
(阿南陸軍大臣が座っていた後ろの壁だと思ったが・・)
戦争をし続けた人たちの中枢部に飾ってある書は、
どんな意味だろうと、辞書やネットで調べたが、
ピッタリくる言葉が見つからず、読み方すらわからない。
想像すれば「第一に誠をもってこれを貫く」か
「一誠をもって貫く」などしか思い浮かばない。
意味は「1つのことに忠誠心をもって貫く」なのかな?
大事な意味を持つと思ったのに・・ちょっと残念。
この書を選んだ監督さん、読み方と意味を教えて。(汗)
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