「静かな緊迫感」ザ・ロード 164さんの映画レビュー(感想・評価)
静かな緊迫感
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最後どうなったかとかは書いてないけど若干エピソードに触れています
とてつもなく陰鬱だが思った以上に面白かったです
配信が見つからないのでDMMでレンタルして見ました
危険な目に何度もあいながら南の海岸を目指して父と息子が進む話
はじめに自分と息子の悪党に追い詰められた時の自決用の弾丸が
2つ残った銃があるという事が説明されるシーンがあって重々しい
この終末世界にはマッドマックスみたいな派手な悪党はいないが
徒党組んで人狩って食ってるグールみたいな連中が結構いる
そういう連中とすれ違ったりするシーンが多い
たぶんそういうのは元から悪党だったんでしょう
善良な人は大概ピストル自殺した後らしいので
話的には危険だけでなく時には安らげる場所を見つけたり
合間合間に父の回想が挟まったりします…
雰囲気はラストオブアスが近いけどあれは明確な希望を持って旅をしてたが
これにはそういうのは無いんですね
南に行けばここよりはマシかもって感じの薄っすらした希望しかない
少女終末旅行って漫画で下いくよりは上行った方がいいだろうで旅してたのに近い
息子1人留守番してたら荷物全部盗まれてしまい父が泥棒追いかけて
お返しに身ぐるみはぐエピソードがあって精神的に追い詰められた
父の人間性を息子が心配して訴えるシーンは
この話がやりたかった事が端的に詰まっていたと思います
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