「切なくも心にじんとくる話を観たい時に。」きみがくれた未来 覆面A子さんの映画レビュー(感想・評価)
切なくも心にじんとくる話を観たい時に。
今日はザック・エフロン主演の
「一枚のめぐりあい(The Lucky One )」試写会前に
「きみがくれた未来(Charlie St. Cloud)」を借りて見直しました!
おととしの冬に公開しましたが見事にコケた作品です(笑)
なんか批評とかも悪かった思い出がありますが
私はこういう単純なストーリーに簡単にハマって泣いちゃうクチで。
多分、今回の作品、「一枚の巡り会い」は前評判を読む限り
「ハイスクール・ミュージカル」のイメージとは激しくギャップが
ありそうなので、アイドル脱却としての「彼」をつなぐ重要な映画かと。
話は「異人たちとの夏」のオカルト要素を取り除いて
もう少しヒューマン仕立てにしたような話です。
劇中の詩が感動的でした。
trust your heart if the seas catch fire.
live by love though the stars walk backwards.
海が燃えようとも己を信じて進め、空が落ちようとも愛に従って生きよ
※seas catch fire=海が燃え出す
the stars walk backwards=星が逆回転する
両方あり得ないほどのこと=何が起きても…の意味ですね。
E・E・カミングスを調べたら、この詩には続きがありました。
trust your heart if the seas catch fire. live by love though the stars walk backwards. honour the past but welcome the future."-E.E cummings
honour the past but welcome the future.=過去に敬意を払い、未来を迎え入れよ
劇中ではこの詩を
「冒険せよ(字幕では『挑戦せよ』)」と解釈していましたが
個人的にはどんな苦難でも取り込んで前向きに生きよという
「旅立ちの覚悟」を感じさせる強い詩です。
劇中主人公のお母さんが言う
「人生は待ってくれない、進まなきゃ」という言葉も含めて
非常に琴線に触れるものがありました。
「一枚の巡り逢い」に期待している方、
あるいは「一枚の巡り合い」を観て
「ザックエフロン、ええわぁ~」と思った方
旧作料金で見れる映画だと思うので是非♪
個人的にはコケた割に良い映画だと思います。
(コケたを強調しすぎwww)