フェーズ6のレビュー・感想・評価
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感染対策甘っ
予告で本作がゾンビ映画だと思った人も少なからずいるだろうが、私自身もその一人である。本作での感染者は決して群れをなして襲ってくる訳でもなく、シャワー中の無防備なおねーちゃんを喰い殺す事もなく、未知の病に感染し、為す術もないままゾンビの様な姿となって弱っていく哀れな人々である。
本作で描かれるのは、文明や政府が崩壊したあとの人々の怖さだ。移民者を追いかけ回し、「お前らのせいだ」と撃ち殺す人間たちの姿。ウィルス根絶の為に奮闘するはずの立場の人間らの不協和音と欲望。
テンポは穏やかな作品だが、何かと印象に残るテーマの作品だった。「28日後・・・」でも同テーマが描かれていたが、ストーリー性やホラー要素は明らかに「28日後・・・」の方が抜きん出ている。ダニー・ボイル監督作と比べるのも良くないかも知れないが、改めて野生化した人間の怖さが良く分かる作品である。
だが、そんなポイントを幻滅させてしまう点がある。それは、感染対策の甘さだ。感染者の触れた物の消毒等は分かるのだが、空気感染する可能性が・・・等と言いながら薄汚れたマスクと手袋であんなに接近したら感染するに決まっている。コロナの登場で当時の意識とは違うだろうが、それにしてもずさんな管理方法にあんぐりである。
そこをもっと徹底した演出にしていれば、よりリアリティ溢れるパンデミックスリラーになっていたかもしれない。
ゾンビじゃないのか🧟
いや、クリスパインの役、クズすぎん?
何でそこまでして生きることにこだわるんかも謎。
恋人見捨ててまで弟守ったのに自分が感染したら弟に置いてくなとすがるとか🤮
そんでゾンビいる?いる?って感じなのに出てこんかった。せめてゾンビ出てきたらもうちょいマシやったのにー
なんだか新鮮。低予算で作り上げたのがよくわかるくらい、凝った作り...
なんだか新鮮。低予算で作り上げたのがよくわかるくらい、凝った作りではないのだが、それよりも人間心理をまざまざと描いていた。まずは砂漠の道路で立ち往生していた親子。感染の疑いがあったけど、車欲しさに同乗することになり、やがては発病のため健常者との同行を諦めるシークエンス。自分が感染したら潔く身を引くところの心理描写がいいね。
これはおバカ映画かい?
感染パニック系なんだろうけど無理やりヒューマンドラマにしようとしてる。
ま、そんなことより、感染を恐れてる割には全員感染に対するディフェンスが適当すぎる。
いくら手袋してても、感染物を疑わなきゃいけない空間で活動した後にマスクに触れたら何の意味も無い。
安易に登場人物たちがマスクを外しすぎる。
感染してるかどうかわからない空間でもノーマスク。
お前ら、まったく緊張感が伝わらないぞ、ていうかバカすぎて同情する気も起きなければ、絶対感染するね、ほら、感染した、という流れでまったく面白くなく、クソみたいな展開。
これで、お色気シーンでもあればいいのだけれど、途中で「ストリップしろ」といわれて中途半端に脱ぐ程度で終了・・・。
ホラーでは定石の美女、美女のお色気シーン無し!!
感染をバックにヒューマンドラマや人物の心理を描こうと思った作品なんだろうけど、すべてが中途半端で、エンディングも輪をかけたかのように超中途半端。救いようが無いダメ作品。
この手の映画は「ミスト」が一番良く出来てることを再認識した次第。
上映時間が短いのが救い
特に期待していなかったのだけど、試写会に行かれることになったので鑑賞。
ウィルス感染が広がった世界で生き延びる人々…という設定自体にもはや新鮮味を感じないんだけど、期待していなかったぶん楽しめたかな?という程度。上映時間が短くサクッと終わるのが救い。
最初は助けを求める人を拒絶した主人公たちが、後半で逆の立場になったとき、同じ行動をとるところに人間に対する皮肉が込められているのはよいかなと思ったけど……。だからといってそんな名作というわけでももちろんない。
同テーマならやっぱり『28日後...』とかのほうが断然面白い。
クリス・パインにとっては『スタトレ』前の作品だそうですが、『スタトレ』出られて良かったですね。これで埋もれてしまっていたら……。
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