「男の子は、ドンパチが大好きだッ!?」グリーン・ゾーン OverYoungさんの映画レビュー(感想・評価)
男の子は、ドンパチが大好きだッ!?
ココ敗戦国日本で,「戦争は,良くない事だ(?)」と教えられてきたはずの僕らでさえ,
ワクワクしてしまうのは,元々DNAに刻まれた闘争本能のなせるワザなのか?
はたまた,ドコぞの誰かさん達に条件付けられて,そう仕向けられているだけなのか?…
ドッチにしても,戦争をオッ始めるのは,キレイなオベベ(←服の事ネ)を着た,決して,血なんて流しやしない,すでに満足そうな連中(まだ,満足したりないのかな?)で,
いつでも,戦闘服を着せられて(着せられてなくても!),血を流さなくちゃならんのは,我々下々の者共ばかりじゃん!
と感情移入し過ぎて,お怒りモードに突入してしまう程,(見た事は,無いけど…)リアルな戦闘シーンは,暗闇(夜間や建造物の中)では,敵・味方入り乱れて,シッチャカ,メッチャカ,ドッチがドッチやら,サッパリ分からん状態で,戦争の虚しさを露わにして見せてくれているかのようだ.
そんな言葉も通じない占領地域周辺で,何も手応えの無い"情報"に右往左往させられ,危険な目にサラされて,疑問を呈する「マット」の役は,カッコ良過ぎでしょ!?
現実でさえ,アレほど,知りすぎてしまって,上官や上層部に楯突くようだったら,
いくら主人公でも,確実に口封じか,なんかで,消されてしまっても,おかしくないぐらいだと思ってしまうほど,ハラハラさせられたけど,
事後に,インターネット(しかも!軍用を使用とみた!…フィルターとか,かかってないんかな?と要らぬ心配…)で告発文を全世界(?)主要マスコミ各社に向けて,一斉送信し,一矢報いて,通常任務に戻る…的な終了しかた,ってドウよ?
一応,(現実の?)当事者達は,反省検証してるんですよ〜…みたいな言い訳めいた影も見え隠れしてるような気もしないでもない…
良く取れば,そこまで,表現できる自由さ(?)は,素晴らしくもあり,うらやましく(?)もある.