「大風呂敷のたたみ損ない」グリーン・ゾーン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
大風呂敷のたたみ損ない
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ミステリー・アクションなのだがイラク戦争で大量破壊兵器が無かったのは衆知の事実なのでミステリーとして成立しないのである。劇中のウォールストリート・ジャーナルの記者は実在のニューヨークタイムズ紙のジュディス・ミラーであり、スクープを競うあまり政治利用されたのだろう。
社会派ドラマのようでもあるが大風呂敷を広げ、さんざん気を持たせた挙句に中途半端な幕引きなので後味もよくはない。一軍人の行動としては不自然極まりないのだが主役がマット・デイモンなのでなんとか成立しているのだろう。
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