わらの犬のレビュー・感想・評価
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こういうカタルシス全開系の映画って大っ好き!
謳い文句にハズレなしで、ほんっと凄まじい怒涛のラスト20分なのな!
まさに目には目を!キ〇ガイにはキチ〇イを!
序盤のヘタレ主人公が徐々にではなくて一気に弾けて殺戮マシーンに変わるところは見ていてスッキリするです。
報復の動機が明らかに存在していて、悪党どもがこれでもかというくらいネチネチジワジワと嫌がらせを続けてやがったので
殺られる側にこれっぽちの憐憫の情が湧かないから余計になのな。
殺ったれ!殺ったれ!もっと殺ったれ!と思ったです。
最後の最後の殺しでは、若い子がネット使う言葉風に言えば「ざまぁw」とか「メシウマw」みたいな?
そんな言葉が湧かずにないられませんでした。
そして終わるわけですが、『処刑教室』のように目撃者がいなかったため(みんな死んでるしw)罪に問われなかったのような展開を期待せずにはいられません。
そういうおふざけの視点で観る映画ではなかったかもしれませんが、少なくとも私はそのような視点からこの評価を付けたですね。
タイトルの意味はアホの子すぎて、よく理解できなかったです。
オリジナルの方がそのような暴力描写が過激らしいので、是非観てみたいと思います。
こんなレビューでいいのか???
駄作過ぎて怒りさえ覚える
オリジナルは物凄くいや〜な話なのに、綺麗にしちゃったからつまんなくなっちゃった。これぞリメイクの失敗例。
あらゆる面で重要なポイントが弱まってるが故に、物語の魅力が弱まってる。
物語の魅力とは、まず、田舎町のいや〜な男たち。暴力的でやらしくて、遠くからこっちを見ながらニヤニヤして、何やらクスクス笑ってる感じ。その不吉さが足りない。
そして主人公の男。これはキャスティングのミス。見た目が弱そうに見えない。
オリジナルのダスティンホフマンの様に、背が小さくて、女々しく、ナヨナヨした頼りなさが、ジェームスマースデンにはない。
外見だけでなく、内面も駄目だ。非暴力にもっと固執しないと…。
オリジナルでは、段々とエスカレートしていく暴力に対し、まるで自分に言い聞かす様に、しつこく非暴力を訴えるさまが、観客を苛立たせた。そこが良かったのだ。そういう所も含めて、いや〜な映画だったのだ。今作ではその部分がしっかり描けてなかった。重要な所なのに…。
あとオリジナルでは、汗が良かった。やたらジメジメして、あぶら汗で顔がてかり、髪の毛はぺったんこで、眼鏡がずり落ちる感じ。いや〜な雰囲気がしっかり出てた。
今作はさっぱりだ。
そして嫁。せっかくのケイトボスワースなのに、レイプシーンが甘い。何故もっと強引にやらないのか。何故もっと抵抗しないのか。2人目のレイプシーンにおいては最悪で、あの汚い野郎が現れて、え?!最悪だ…となるのに、旦那のハンティングシーンをカットバックで見せすぎるから、その衝撃が弱まってしまっている。オリジナル通りバックでレイプするのは正解なのだが、もっと荒々しくやらないと…。もっと観客を不愉快な気持ちにさせないと!そこがわらの犬の醍醐味だろ!
ケイトボスワースは個人的に好きなのだが、正直この役には合わない。もっと肉付きのいい、エロそうな女の方がいい。そして何より、オリジナルの女はもっと馬鹿っぽかった。そこが良かったのだ。ケイトボスワースは、馬鹿に見えない。
猫の死骸のシーンでは、猫がアップにならないから、主人公と一緒に驚けない。微妙に見えてるけど、が故に、え?何?みたいな感じ。勿体無い。
オリジナルを見た後は、こんないや〜な気持ちになる映画、二度と見たくない!と思った。
今作は、つまんないからフツーに二度と見たくない。
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